プレゼンの時に映し出されるスライドは、視覚的にプレゼン内容を観衆に伝えることが出来るという意味で重要です。スライドで一番重要なのは、伝える情報を最低限にすることです。
装飾を一切用いなかったり、最低限だけにすることにより、伝えたい事がはっきりと見えてくるからです。ここでは、そんなシンプルなデザインのスライドを作るメリットと、その裏のデメリットについてお話しましょう。
シンプルデザインのスライドのメリット
シンプルなデザインにするメリットとしては、誰にでも分かりやすく、優しいデザインであるということが挙げられます。また、人によって抵抗感を感じさせることもないため、誰にとっても受け入れやすいデザインがシンプルであることのメリットです。
デザインを最低限に抑えることにより、相手にプレゼンの意図をはっきり伝えることができるという点でも魅力でしょう。また、内容を少なくすることでスライドの見た目もよくなり、ゆとりを持ったスライドを作成することができます。他にも、文書が少なければ文字を大きく表示させることが出来、視認性の面でも高まることでしょう。グラフや表などを用いることで、相手にとってもっと分かりやすいスライドを作成することができます。
シンプルデザインのスライドのデメリット
シンプルデザインのスライドにはいくつかのデメリットもあります。
まず一つ目は、シンプルなデザインにする場合、プレゼンが苦手な人にとっては、中々言葉数の足りない部分を口頭で補うということは難しいということです。そのための対処法としては、何度も繰り返し練習を行うか、事前に文章を用意してプレゼンを行うということが挙げられます。シンプルであれば、要点は分かりやすいですが、細かい部分はすべて口頭に頼ることになります。そのため、本番のための練習が欠かせないものとなるでしょう。
また、シンプルなデザインに拘りすぎれば、他の人とスライドのイメージが重複してしまう可能性もあります。また、シンプルなスライドは独創性が欠け、聴衆の興味を惹きつけない場合もあります。個性が打ち消されると、聴衆も場合によっては飽きてしまうことも考えられます。シンプルなデザインにする最大のデメリットは、聴衆に「おもしろい」と感じさせるプレゼンや興味を引くようなプレゼンができなくなってしまうということにあります。
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