会食や接待でイタリアンレストランを利用するという方も多いのではないでしょうか。イタリアンレストランでは、楽しく食事をいただくというのが一番のマナーです。 それにくわえて、イタリア料理ならではの独特のテーブルマナーもあります。 マナーを押さえ楽しく会食や接待をすることで、コミュニケーションが広がり、ビジネスも円滑に進むのではないでしょうか。
食事の前に気をつけたいマナー
席に着く前に荷物やコートは、あらかじめお店のクロークに預けておきます。
小さなバッグなら背もたれのところに置いておいてもいいでしょう。また、 席に着く前に、携帯電話の電源はマナーモードにしておきます。電話が鳴ったら相手の人に席を立つことの許しを得てから席を離れます。
基本的にはデザートまで食事中に席を立つことはマナー違反です。中座は相手の方に良い印象を与えませんので、トイレも事前に済ませておくことが大切ですね。
席についたら、料理が来る前にナプキンを膝の上に広げます。主客や接待相手が広げてからが良いでしょう。ナプキンは2つ折りにして、輪になったほうを手前にして膝にのせておきます。席を立つときは椅子の上にナプキンを畳んで置き、食事が終わったら軽くたたんでテーブルの上に置きます。
食事中でのイタリアン料理のマナー
ナイフとフォークは、食事中は皿の上でハの字になるように置きましょう。 ナイフとフォークを皿の右端にそろえて置くと、お店の人への「料理を下げてください」という合図になってしまいますので注意しましょう。
イタリア料理ではパスタが出ることがあります。パスタの食べ方で気を付けたいのは、ズルズルとすすって音を立てて食べないようにすることです。パスタを食べるときはソースを初めからぐちゃぐちゃに全部混ぜずに少しずつ絡ませます。
皿に入ったスープは手前から奥へとスープをすくい、音を立てないようにいただきます。カップに入ったスープなら直接口をつけても構いませんが、スプーンで飲むカップの場合はカップに口をつけないようにしましょう。
パンは少しずつちぎって食べます。パンをパスタのソースにからめて食べるのが一般的な食べ方とされています。きれいに最後まで食べ切った皿は料理人への敬意も表します。食べにくい料理のときは手を使って食べてもマナー違反にはなりませんが、汚く見えてしまうこともありますので、相手に一言断りを入れるといいでしょう。
ここでは、イタリアンレストランでのテーブルマナーを紹介しました。接待で利用する時も、きちんとマナーを守り、おいしく楽しくイタリアンのお料理をいただきましょう。
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