自分は話し方が悪いと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。また、どこを治せば良いのか分からないという人もいると思います。それはおそらく、自分が原因だと思っていたことが、違っていたということも関係していると思います。話し方の悪い癖が分かれば、対処もできますし、改善することもできます。その悪い癖のパターンですが、自分から話しかける場合と、話しかけられた場合とに分かれるので、それぞれ見ていきたいと思います。
自分から話しかける場合
自分から話しかける場合の悪い癖は「言いたいことが判らなくなってしまう」です。もちろん最初から、何を言いたいのかが判らずに話しかける人はいませんが、話を進めていくうちに、本来話すべきことからかけ離れてしまい、収集がつかなくなってしまうのです。話しかけられた相手からすれば、何を言っているのか解らない、ということになります。
この原因としては、話を進めるうちに内容が枝分かれしてしまい、本来の話題や聞きたいことなどが脇に追いやられてしまうことにあります。話がヒートアップすると、このパターンに陥ることが多いです。話し方が悪いと思っている人は、上手く説明ができていないからとか、説得できないからといった部分に原因を求めることが多いですが、実際は本来話すべきことから焦点が移ってしまうことに原因があるのです。
その対処法は、自分が何を話したいのか、何を聞きたいのかなどを紙に書いて手に持っておくことです。事あるごとにそのメモに目を落として、話題がそれていかないようにしておくと良いでしょう。
話しかけられた場合
誰かから話しかけられた際に注意しておくべきことは、相手の意図することをきちんと聞くことです。何かを話しかけられて、こちらで答えるというやり取りの中で噛み合わない部分が出てくると、やはり話の落ちどころがなくなってしまいます。まずは相手が聞きたいことがあるなら、それは何かをきちんと理解するまで質問することです。中途半端に解ったつもりになって即答しないことです。不明な点を探すつもりで、よく聞くことが大切です。
相手を納得させようとしない
最後に大事なことをひとつ挙げます。人はそれぞれ価値観も違いますし、モノの見方や観点も違います。まず、それを頭に入れておくことが大事です。自分は話し方が悪いから相手を納得させることができない、などと思うのは無い物ねだりのようなことです。所詮、他人の考え方をそう簡単に変えることなどできませんが、それで済ませてしまっては、話をする意味はなくなります。
大事な事は、誰が聞いてもその通りだろうという本筋を心がけておくことです。感情に任せて自分本位の意見を口にするのは、避けたいところです。これさえ頭に入れておけば、あとは話し方そのものがどうであろうと気にすることはありません。
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