3月頃になると、上司や先輩、同僚の異動などがあり送別会が開催され、その際一言挨拶しなければならないでしょう。そういった際は「親・近・短」の挨拶がオススメです。ここでは、それぞれにポイントを当てて紹介していこうと思います。
「親」の挨拶
送別会の挨拶をする際、最も手軽なのが「親」です。「親」とは、つまり親しみをこめた挨拶です。上司や先輩であれば「本当にお世話になりました。○○さんは、本当に大好きな上司(同僚)でした。その○○さんの送別会、ほんとは出たくないぐらいでした。でも、出ないわけには行かないので、ここにいます。」というように、とにかく「大好き」を強調し、親しみをアピールするのです。その際、少々オーバーに表現するのがコツです。
「近」の挨拶
「近」は、送別会の主役である人と最近起きたエピソードを話して、挨拶に代えるという方法です。昔のエピソードを思い出すには時間がかかってしまいますし、話を組み立てる準備も必要となります。けれど最近起こったことであれば、すぐにでも思い出せ、即興で紹介できるはずです。
「ついこの間のことですが…」「昨日の話ですが…」「さきほど、この会場に入る前、○○さんとトイレでばったり会ったときに・・・」というような、「最近の話」には、聞く側も興味を覚え、耳を傾けやすいものです。エピソードそのものが面白いことに越したことはありません。けれど、たいして面白くない内容でも「鮮度」が救ってくれるのです。
そんなエピソードを作るためには送別会当日、朝から主役の人の観察し、出来るだけ接触して「ネタ」を探すという準備をすると良いでしょう。数日前から始めればより有効です。
「短」を活用した挨拶
取り留めもなく、話し続けるとダラダラとボロが出てきてしまうだけです。話すことが何も思いつかなければ、「本当にお世話になりました。○○さんがいなくなった後のこのセクション、いいえ、この会社は私にお任せください!」という、その場しのぎの一言だけ述べて、送別会の挨拶にするという手もあります。
短い挨拶を不快に感じる人は、少なくとも送別会の場ではいないはずです。皆、長い挨拶には辟易するのですから、少なくても「下手な挨拶」とは思われません。なお「お疲れ様でした」というメッセージは、ほとんどの人が口にするメッセージです。特に職場のスタッフ全員が一言ずつ挨拶する場合、「お疲れ様」ばかりになってしまいがちです。そういった場合、あえて「お疲れ様」は使わず、「お世話になりました」「感謝しています」といった、別の言葉を使ったほうが、上手な挨拶に聞こえるでしょう。
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