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返信用封筒に「宛」と付けるのは間違い!ビジネスの郵便のやりとりで気をつけたい宛名のマナー

藍原優

2014/02/06(最終更新日:2014/02/06)


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返信用封筒に「宛」と付けるのは間違い!ビジネスの郵便のやりとりで気をつけたい宛名のマナー 1番目の画像
by Trilliumdesign ~ Caroline

「宛」は間違い!

 仕事で書類の返送を相手に求める機会は意外と多いですよね。このとき返信用の封筒を同封するわけですが。その場合には、返送先の郵便番号・住所・宛名を必ず記入または印刷します。当然これは相手の手間を省くためにしますが、意外と間違いが多いのが、自分の部署や名前の後の言葉です。

 自分で「様」と付けてしまう人はあまりいないと思いますが、よくあるのは「宛」と書いてしまっているもの。「宛」は会話の中で「〜宛てに…」のような形では使いますが、郵便の宛名には使用しません。自分に送るときは「行」を使います。

相手への心遣いでマナーを崩すのはOK

 自分の部署宛の宛名に「行」を付けるのはマナーとしては正しいですが、これだと相手はマナーとして「行」を消した上で「御中」と直さなければなりません。特に大量の郵便を扱うような会社だとこの作業が手間になっていることもあるようです。

 正式なマナーからは外れますが、この手間を避けるため、自分宛の郵便の宛名の後に何も記載せずに送る場合もあるようです。これだと自分に敬称を付けるようなことにもならず、相手はそのまま返送してもいいですし、「様」「御中」などを付け加えるだけで良いので、多少手間が省けます。

 
 マナーと言ってももともとは相手を立てて配慮するための慣習ですから、相手のためであれば、形に厳しくこだわらなくても構いません。とはいえ、まずは基本的なマナーを身につけ、それを臨機応変に使って行くのが大事です。

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