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ビジネスでの食事の際に考えたい、座る椅子の位置のマナー

藍原優

2014/02/05(最終更新日:2014/02/05)


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ビジネスでの食事の際に考えたい、座る椅子の位置のマナー 1番目の画像
by Norio.NAKAYAMA

 座る位置にも細かくマナーがあることをご存知でしょうか? 社会人にもなると、取引先との接待や上司との食事なども沢山あるでしょう。 この時にきちんと座る位置のマナーを知っていなければ、 勉強不足だと恥ずかしい思いをしてしまいますし、上司から怒られてしまう可能性もあります。 
  
 上座や下座など、言葉自体は知っていても、きちんとした意味を知らないなんて人も意外と多いのではないでしょうか。いざという時に社会人らしいスマートな対応ができるように、 食事での座る位置のマナーについて説明していきたいと思います。 

上座と下座とは

 良く聞く「上座」「下座」という言葉ですが、上座とはお客様であったり、目の上の方が座る場所を上座と言い、そして下座とは接待する側や目下の人が座る場所を下座と言うのです。これは食事をする場以外でも、車やエレベーター応接室など、様々な場所で必要です。
 
 では上座と下座は一体どこなのでしょうか。食事をする場で、基本的に出入り口から遠い椅子で、居心地の良い椅子が上座となります。 例えばソファと椅子の二種類があれば、座り心地の良いソファ席が上座になります。 和室で食事をする場合は、床の間は神聖な場所とされているので、床の間に近い席を上座としましょう。 
 
 イレギュラーとして部屋の片側に大きな窓があるような場合は、景色の良い方を上座とする事もあります。接待する場合などで、食事の手配をする場合は、出来るだけ良い部屋を用意しようと思うでしょう。 その部屋の中でも最も良い席の事を「上座」というのです。 

マナーとして持ちたいおもてなしの気持ち

 日本人は位置や順位という部分にとても敏感な人が多くいます。 座る席の位置にも細かいマナーがある事でわかるように、 役職や年齢、立場に対してきちんと敬意を表さなくてはいけないのです。 それが出来ていないと、相手を怒らせてしまったり、軽視していると思われる可能性があります。 
 
 逆にきちんとマナーを守り、精一杯の敬意を示すことができれば、相手は嬉しいでしょうし、きちんと重要視されていると認識するでしょう。 上座下座、基本的なマナーはありますが、やはり一番は気持ちの問題ですし、 相手への思いやりや相手の立場になって考える事が重要になってくると思います。 
 
 
 上座は必ず奥の席に座らせなければいけないというわけでもないので、 臨機応変に、何処に座れば相手が気持ちよく食事をする事ができるかを考える事が大切です。 お互いが楽しく気持ちのよい時間を過ごせるように、考えるのが良いでしょう。

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