営業マンにとって、時間管理は最も成果につながるツールとなります。一日使える時間は同じ中で結果に差が出る。個人的な能力差と言ってしまえばそれまでですが、たとえば営業を科学として分析することにより売り上げを増やしているキーエンス流に言わせると、時間管理が全てとのこと。もちろんそれは、会社組織としての考え方であって個人に委ねるものではありませんが、一人ひとりが自分の特性を活かして管理できるようになれば、かなり効率良く成果につなげられるでしょう。さて、その管理の仕方ですが、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。
スケジュールは重要度を優先する
日々の業務をこなす中で当然ながら、その日の外回りや事務の仕事など、やるべきことは沢山あります。ただ単にそれら全てを同じようなタスクとしてとらえてしまうと、どうしても成果に一番近い顧客訪問を優先することになりますが、その前に大切なことがあります。
営業の仕事には流れがあります。たとえばアポをとって訪問をし、商談をして成約に結びつける。そこで大事なことは、次のステップにいかにスムーズに移るかということです。アポを取る段階で日がだいぶ空いてしまうと、その間に相手の気持ちが変わってしまうこともあります。かといってその日にアポを入れたくても、すでに予定が詰まっていては訪問できる時間帯が無いということにもなりかねません。
融通の効く時間帯を設けておく
そのような場合、本来はアポ取りをするつもりだった時間帯にアポを入れるということができれば、日を置かずにすみます。つまり、次のステップにつなげるための時間をあらかじめ確保しておくということが必要になります。これも時間管理のひとつです。そして、それは先のステップを見通すことによって成せることです。つまり、重要度が高い作業は何かということを考えることになります。
そしてそれは必ずしも不変というわけではありません。月の中でも変わりますし、見込み客がどの程度いるかによっても変わってくるでしょう。自分の今の状況を分析して、重要度が高いものは何かということを洗い出しておくことが大事です。
スケジュール帳の使い方
スケジュール帳には単に予定を書き込んでおくだけのものではありません。自分がどの作業にどれだけの時間を費やしているのかを記録しておくところでもあります。そして理想としては、顧客回りをしている時間が最も多いというバランスを目指したいところです。もちろん、訪問件数を増やすということが目標となります。そのための分析ツールとして使いたいものです。U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう