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営業ノルマの未達成が原因で自腹を切らされないために知っておくべきこと

Shingo Hirono

2014/02/04(最終更新日:2014/02/04)


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 営業の世界ではノルマがあります。ノルマ=必達というのが一般的です。会社である以上収益を上げる必要があります。そしてそのために組織的目標そして個人的なノルマがあります。ここで不思議なのは組織的に表示するときは目標です。必要な数字ということです。これがいつの間にか個人の話となるとノルマという形になります。

「おかしい」と声をあげる勇気を持つ 

 ノルマを義務と言い換えることで、達成できない社員は最終的に自腹を切るという選択を強いられます。ここが問題でもあるのですが、そのノルマはその職員に妥当な数字であったかということです。もともと実現不可能な数字ならば、これは初めから給与削減をしているようなものです。しかし、ほとんどの場合、妥当な数字であるかどうかについては検証されることもなく、割り算方式で示される実態があります。

 ここでノルマを達成できずに自腹を切るか切らないかは本人の強い意思も必要です。頑張ったができなかった。しかし、自腹を強いられるのはおかしいと声をあげる勇気が必要です。組織ですので、どうしても難しい部分がありますが、勇気は必要です。そして同じような境遇にいる人とともに協定を結ぶのです。できなかったけど仕方ないよね~という雰囲気を作ることも大切です。もちろん管理者からすればその雰囲気は断ち切ろうとします。相手にもよるわけですが、徒党と組むことで解決できる場合もあります。

 しかし、この解決策も一時的なものです。大きな目線で考えれば、必要額を達成させるための、個人の営業トレーニングも必要ですし、成功事例の周知の徹底、そして成功した人にはボーナスを支払うなどという組織の体制づくりも必要となります。職員の要員配置なども大切な要素です。このようにやることが山積みですが、その問題を一つ一つ解決することが会社を活性化させます。

自腹を切る行為は社員の労働意欲をなくす

 営業のノルマを達成するために自腹を切るという行為は結果的に職員の労働力の意欲をなくす要因にもなります。ノルマという言葉を目標と言い換えるだけでもかなり気分的には違います。職員が意欲的に働ける職場づくりが結果として会社の利益にも繋がるはずです。

 そのためにも会社の風どうしをよくして、働きやすい職場環境づくりも必要となりますし、そのためには、マネジメントという言葉の意味を今一度経営陣に考えてもらう必要があるはずです。使用者と労働者のコミュニケーションが活発になれば、その会社の未来は明るいものとなるはずです。

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