スーツの上着を脱ぐシチュエーションと言うのはいろいろあります。上司や先輩、後輩の関係にもよります。また社内、社外、取引先の場合ですが、要は複数で居る場合のマナーが大切ということです。
夏以外ならスーツを来ていても寒くないですが、問題なのは夏です。クールビズと言いつつも、上司がスーツを来ている、取引先での打ち合わせや会議では中々自分からスーツを先に脱ぐというのはマナーとしてあまり宜しくない行動です。
特に打合せはある程度、冷房が完備されているわけで、ギリギリまで外では脱いでいたと仮定したらそんなに長時間苦しい思いをする必要性はないと考えられます。反面、体調のことも有るので無理をしてはいけません。
周りがスーツのままなら一声かける
どうしても周囲がスーツのままなら一声かけて脱ぐのがマナーです。脱いだスーツは社内ならハンガーにかけてロッカーがあれば、シワにならないようにかけておきますが、営業マンの場合は、すぐ着て出掛けるという意思表示からロッカーに仕舞ってしまうと「社内で長居するのか?」と思われない為に椅子に軽くかけて置いた方が無難です。たまに机の上に置く人がいますが、仕事をするデスクの上には置かないのがマナーと言えます。
取引先では、脱いだスーツは相手から「スーツお預かり致しましょうか?」と言われたらお言葉に甘えるのも良いですが、ある程度、涼が取れたら再度、着ることも予測して預けないのが良いと思われます。その上着は椅子に掛けたりするのではなくシワにならず畳んで膝の上か、椅子の横に邪魔にならないように置いておくのが良いでしょう。
暑苦しさを感じないスーツを選ぶようにする
いずれにしても真夏の場合、スーツが汗でビジョビショになったりしている姿の方が格好が悪いものです。ある程度、夏のスーツ選びも通気性が良く、薄手のもので相手から見ても暑苦しさを感じないようなものを選んでおくべきです。
飲み会に行く場合も社内の人間だからと言って先に脱ぐのではなく、上司もまず着いてすぐ上着は脱ぐのが一般的です。周囲を見て、「私も上着脱がさせて頂いて宜しいでしょうか?」と一言言葉にしたほうが、上に対してのマナーといえるでしょう。
上司や取引先の方も暑いのは分かっているのですから、敢えて慣れないビジネスマンであれば、状況にもよりますが先に声をかけてあげるのも気遣いだと思います。何事も、相手の立場を考えつつも、失礼のない場を作ってあげるのがビジネスマン同士のマナーだと言えるでしょう。
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