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【ビジネスマンの法事のマナー】意外と知らない人も多いお金に関する3つのこと

Yuta-Hoshi

2014/02/04(最終更新日:2014/02/04)


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【ビジネスマンの法事のマナー】意外と知らない人も多いお金に関する3つのこと 1番目の画像
 ビジネスマンにとって、取引先などの法事に行くのも大切な仕事の1つと言っていいでしょう。それだけに、マナーを守った、まちがいのない弔問をしたいもの。ここでは、多くの人が頭を悩ませるであろう「法事とお金」について、基本的なマナーを紹介します。特に、経験の少ない若い方に参考にしていただければ幸いです。

1. 相場は「1万円」

 多くの場合、お通夜か告別式に列席し、お香典を渡すということになるでしょう。仕事関係者としての相場は、1人1万円といったところでしょう。連名でない限り、それ以下では「大人としてどうなの?」という感じがしますし、逆に額が多すぎると喪主や御遺族に心の負担を与えてしまうことになりかねません。
 
 ただし、よほどご恩があるとか、高い立場にある人からのお香典なら3~5万円というケースもあるでしょう。あくまでも「自分の立場」をよくわきまえた上での判断ということになります。ですから、普通は「1万円を包めばマナーに反しない」と考えてまちがいありません。

2. 連名の場合

 若い世代のビジネスマンであれば、数人で連名にすることもあるでしょう。その場合の相場は「1人5千円程度」です。ただし、入社して間もないような社員であれば、たとえば「3人連名で1万円」でも失礼にはなりません。ただ、それはごく若い人に限られると考えてください。20代も後半になったら、なるべく連名は避けたほうが良いでしょう。連名は「おつきあいで」という印象を与えてしまいがちです。
 
 また、連名はせいぜい4人ぐらいまでです。4人なら2万円が目安。日本人はこうした儀礼に関するお金について、「奇数」を好むところがありますが、そうした連名でのお香典なら2万円でもマナー違反にはなりません。それ以上の人数の場合は、会社名と部署名を書き、その下に「有志」とします。そのケースでは、人数は伏せてありますので、金額も1~3万円の範囲で自由に考えていいでしょう。
 
 ただし、いずれの場合も「中途半端な数字」はタブーです。「3人で1万5千円」や「5人で2万5千円」というのは非常識。それなら、それぞれが5千円のお香典を用意したほうがマナーに叶っています。どうしても弔問に行けない場合は、香典を同僚に託しても問題ありません。

3. 香典袋のマナー

 法事でお金を包むときは、香典袋に入れるのが常識です。注意しなければいけないのが、香典袋の種類。もっとも一般的なのが「御霊前」で、これはどの宗教でも共通して使えますから、迷ったときには「御霊前」を選ぶといいでしょう。ただし、仏式の場合、「御霊前」は通夜、告別式まで。四十九日納骨からは「御仏前」に変わります。「仏様になった」という考えに基く習慣です。ですから、たとえば一周忌に出席する場合は、「御仏前」と書かれた袋を使用するわけです。

 ちなみに、神式なら「御玉串料」、キリスト教だと「御花料」や「御ミサ料」となります。四十九日以降の法事で包むお金の相場も、1人1万円です。要するに「法事の際のお金は1万円」と覚えておけば、マナー違反にはならないでしょう。

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