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パワーポイントを使ったプレゼンでのストーリーの伝え方!聴き手の目線を考えた構成を作る

Takeshi Sugiuchi

2014/02/06(最終更新日:2014/02/06)


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 プレゼンでパワーポイントを利用するのは今では当たり前のことですが、上手いストーリーを作ることとパワーポイントのテクニックは必ずしも比例するものではありません。パワーポイント上級者といえども、ストーリーがしっかりしていなければ、プレゼンは失敗に終わります。逆のことをいうと、パワーポイントの使い方が上手くなくても、構成がしっかりしていれば相手に印象を残すことができるのです。ストーリーを上手くするには、2つの方法があります。

要約した後に詳細を伝えるSDS法

 一つ目はSDS法と呼ばれる手法です。一見難しそうですが、決して複雑な内容ではありません。SDSとは日本語に直すとSummary(全体要約)-Details(詳細説明)-Summary(全体要約)となります。つまり、まずは聞き手にこれから何を話すのかを要約し、概要を話す。そして本論を実際に詳しく話す。最後にもう一度何を話したかをまとめる。これなら難しくはないでしょう。冒頭で話したいことを説明し、その詳細を説明し、最後に結論を持ってくるともいえます。この過程に沿ったストーリーになっていれば、聞いている側も分かりやすいと感じるはずです。

理由と具体例を明らかにするPREP法

 もう一つはPREP法です。こちらも難しいことではありません。Point(要点)-Reason(理由)-Example(具体例)-Point(要約)の順で説明すればいいのです。つまり、最初に自分の言いたい結論を述べ、次にその理由を述べる。そして具体例、実例、事例を挙げ、最後にもう一度自分の言いたいポイントを繰り返し締めくくるだけでいいのです。

大切なのは聴き手の客層を考えること

 この2つの方法に共通しているのは、最初と最後に結論を話すことです。そしてその間で詳しい説明をするということです。ストーリーを作ることで重要なのは流れです。
 
 そしてストーリーを考える上で忘れてはならないこと、それは聞き手の客層について考えることです。聞きに来るのは男性だけなのか、それとも女性だけなのか。聞きに来る人は専門家なのか、素人なのか。また、時間も重要です。話すことが許される時間は定まっています。そしてもう一つ重要なのはプレゼンの目的です。これらはストーリーを考える上で決して忘れてはいけませんし、常に意識しておく必要があります。そうすれば必然とストーリーもイメージが沸いてくるはずです。

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