ビジネスで手紙を頂いた場合に郵便で返信しなくてはならない事が多くあります。そういう時に宛名の書き方にはマナーがあるので、企業の場合、個人の場合、連名の時の場合の三つの場面に合わせた郵便の返信時の宛名のマナーについて書いていきたいと思います。
相手が企業の場合
この場合には「御中」を使う事がマナーとなっています。分かっている情報が会社名のみである場合には「会社名+御中」というように書くのがマナーとなっています。
会社名が非常に長い場合があり、そういった時には株式会社を「(株)」にしたい気持ちもありますが、その場合であっても略してはいけないのです。これは有限会社など他の時でも同様で、相手が略していたものを手紙などで出してきた場合でも、こちらからの返信の時には略さずに株式会社というように書くようにします。
企業だけではなく担当部署の時には、まず会社名を書き、その隣に「担当部署名+御中」というように書きます。この時には会社名に御中を付ける必要はなく、担当部署名の下だけに御中を付け、一列に書くのではなく二列に分けて書きます。
往復はがきで来た時にはあらかじめ宛先が書かれているケースがあり、その場合には「行」と書いてありますが、それを「御中」と書き直します。
相手が個人の場合
企業相手であっても個人宛に郵便で返信したい時があります。そういった時には先ほどの企業と同じように会社名、担当部署の隣に役職と名前を記入していきます。
この時には先ほどの企業相手の時のように御中を使う必要がなく、名前の下に「様」を付ける事がマナーになっています。もしも担当者や宛てたい人の役職が分からない場合には、氏名のみでもマナー違反にはならないので無理矢理調べたりする必要はありません。
氏名まで加えてしまうと三行になってしまいますが、この時には名前の部分を中心にして多少大きくなるように文字を調整する事もマナーです。三行目は「役職+氏名+様」というような書き方をします。
先ほどと同じように、往復はがきの場合には事前に宛名を相手側が書いてくれる事があり、その時には「氏名+行」となっていますが、そのような場合には「行」の部分を「様」に書き換える事も忘れないようにします。
連名が必要な場合
手紙を出したい相手が一人ではなく、複数人である時がありますが、先ほどと同じようにした後に宛名を連名にする必要があります。この時のマナーとしては連名の名前の書く順番に気を付ける事です。
会社名や部署名の隣に役職の高い順に書いていくようにします。しかし何人も連名で書く事は難しいので、一人だけ代表で書き、その横に「御一同様」というように書くようにします。この連名の時に「様」を一人ずつ付ける必要があり、二人書いた場合にはそれぞれ一個ずつ書いていく事がマナーとなっています。
その為に連名は多くても三人までにし、多くの場合では代表者や役職の一番高い人とスタッフであればスタッフ御一同様というような書き方をするとごちゃごちゃする事なく書く事もできます。そして書き方としては二人の名前が中心になるようにする事が大事になっています。
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