クライアント(取引先、お客様)を訪問する目的は様々です。営業職の方であれば商談が多いでしょうし、人事や総務などのバックオフィス職の方は研修会・情報交換会等の場合もあるでしょう。目的は何であれ、クライアントを訪問する時に注意すべきことは何でしょうか。それは、相手に不快感を与えない・迷惑をかけない言動を取ることです。それでは、クライアントを訪問する時のマナーを、時系列順に見ていきましょう。
1. 訪問前の準備
事前に、訪問先にアポイントを取りましょう。アポイント時に相手に伝える内容は、次の3点です。
1. 訪問の日時
2. 訪問の要件
3. 訪問する人数
クライアントは、あなたの訪問に備えて、会議室予約などの準備をしなければなりません。そのために必要な情報を漏れなく伝えましょう。仮に、クライアントの近隣に行く用事が急にできて、そのついでにクライアントを訪問したいという場合でも、「今日お近くに寄りますので、1時間後にお伺いすることは可能でしょうか?」といったように、事前にアポイントを入れましょう。アポイントのない訪問は、相手にとって非常に迷惑です。絶対に避けましょう。
2. 訪問当日
1. 少なくとも5分前には受付に到着します。遅刻するのは論外ですが、30分前など早すぎる到着も相手にとって迷惑です。5~10分前程度の到着を心掛けましょう。
2. コートは入口で事前に脱ぎ、片手で持って受付へ行きます。
3. 受付で取り次いでもらいます。受付が有人の場合は、相手に会社名・氏名・訪問先・アポイントの有無を伝えます。例えば、「ABC株式会社の田中と申します。お世話になっております。本日10時に、営業部の山田様にお約束をいただいております」といったような形です。受付で来客者名簿への記入を求められたり、訪問者であることを示すバッジをつけるよう指示されれば、それに従いましょう。
受付が無人の場合、電話機が置いてあり、各部署の代表内線番号が掲示されています。訪問先の部署に電話をかけ、会社名・氏名・訪問先・アポイントの有無を伝えましょう。
4. 部屋(会議室・応接室等)に案内してもらう時は、相手の指示に従いましょう。受付が有人・無人であるかに関係なく、クライアントの誰かが会議室・応接室などに案内してくれることが多いです。相手が「会議室へご案内します」と言ったら、相手の3歩程度後ろを歩き、相手についていきましょう。
会議室に到着したら、相手に「どうぞお入りください」と言われた後に、会議室へ入室し、相手に「こちらへお座りください」と言われた後に、着席しましょう。荷物やコートは、足元にコンパクトに置きましょう。
5. 訪問担当者が来たら、すぐに立ちあがり、挨拶しましょう。
いかがでしょうか?クライアント企業を訪問する際のマナーのポイントは、クライアントの立場にたって、「こんなことをされると困るな」と思うことをしなければよいのです。クライアントは忙しい時間を割いて、あなたの訪問を待っています。訪問時のマナーはしっかり押さえておきましょう。
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