「ネクタイにこだわってスーツをかっこよく着こなしたい」という人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ネクタイの柄や色が与える印象や避けておきたいネクタイなどをご紹介します。
ネクタイで第一印象をよくしたい人はぜひ参考にしてください。
- ネクタイを選ぶときには「柄」「色」「素材」がポイント
- ネクタイの柄の種類別の印象は?
- ビジネスシーンで避けたほうがいいネクタイとは?
ネクタイを選ぶときには「柄」「色」「素材」がポイント
ネクタイを選ぶとき、何を重視して選んでいますか?ネクタイを選ぶときは、「柄」「色」「素材」に注目することがポイントです。
柄を選ぶ際は、トレンドを意識してみましょう。「ネクタイにもトレンドがあるの!?」と驚いている人もいるのではないでしょうか。
例えば2020年の冬のネクタイのトレンドはヴィンテージなプリント柄でした。トレンドは毎年季節によって変わっていくので「トレンドに合わせたネクタイを選びたい」と思っている人は、ぜひトレンドを調べてみることをおすすめします。
ネクタイは、社会人の必須のアイテムであり、おしゃれ心を見せる貴重な機会でもあります。ネクタイのトレンドを意識してネクタイを選ぶとネクタイのトレンドを知っている人に「おしゃれで、流行に敏感な人だ」と思われるでしょう。
しかし、流行を追いすぎて派手すぎるネクタイを付けたり、ビジネスシーンにそぐわないネクタイを選んだりしないように気をつける必要があります。
例えば、「ドット」柄が流行っていたとすると、ピンクや赤といった主張の強い色ではなく、割と主張が控えめな「青」を基調としたドット柄のネクタイであれば比較的取り入れやすくなります。青のドットのネクタイは、白シャツやサックスブルーのシャツとも相性がよく、爽やかな印象を演出してくれます。
取り入れるのが難しく敬遠されがちな柄のネクタイをそのまま取り入れるのではなく、色や形を意識してVゾーンに「ちょっとした」遊びの要素を持たせるようにしましょう。ビジネスシーンに適していながらも、おしゃれなネクタイの柄を取り入れてみてはいかがでしょうか。
柄と同様に、色にもトレンドがあります。流行色をネクタイに取り入れられると、「おしゃれな人だな」と思われることでしょう。
似たものになってしまいがちなVゾーンに風合いで変化をつけるなら、「素材」にも気を配ってみましょう。人とは違うネクタイを身に着けたいのなら、ざっくりとした編みのニットが最適です。
編みニットのネクタイは、でこぼことした見た目をしています。丁寧に編まれた編みニットのネクタイは、シルクやウールのネクタイよりも素材感が出るところがおすすめです。
シルク素材に比べると、カジュアルな印象が強いので色はグレーのように暗いトーンのものをチョイスしましょう。ソリッドタイプのニットタイでも表情豊かなVゾーンを演出できます。
「ニットタイや素材感が特別なネクタイは高そう……」と思われる人も多いかもしれませんが、コスパに定評のある「無印良品」であれば、3000円程度でニットタイを手に入れられます。思っているよりもお手頃な金額で購入できるので、ぜひ1本用意してみてはいかがでしょうか。
ネクタイの柄の種類別の印象は?
ネクタイには様々な柄があるので、選ぶ際に「どんな柄を選んだらいいのだろう……」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
以下では、ネクタイの柄の種類別の印象についてご紹介します。自分のなりたい印象からネクタイを選んでみてはいかがでしょうか。
都会的で洗練された印象を作りたい場合は「無地」
ビジネスシーンで使いやすく、都会的で洗練された印象を与えたい場合は「無地」のネクタイがおすすめです。
無地のネクタイのことを「ソリッド」ともいいます。無地のネクタイは、定番であり、汎用性がとても高いです。
どんなコーディネートにも合わせやすいので、1枚は確実に持っておきたいネクタイです。
また、ソリッドのネクタイはVゾーンをシャープに見せる効果があります。無地だからこそ洗練された印象を与える効果もあります。
まだネクタイを持っていないという人は、まずは無地のネクタイから選んでみることをおすすめします。
かっちりとした印象にしたい場合は「レジメンタル・ストライプ」
かっちりとした印象にしながらも、スタイリッシュさも欲しい人には、「レンジメタル・ストライプ」がおすすめです。
「レンジメタル・ストライプ」とは、斜めにストライプが入ったネクタイのことです。
レンジメタル・ストライプのネクタイは、もともとイギリスの連隊で使われていたもの。ストライプのデザインや色で、お互いがどの連隊に所属しているかを見分けていました。
最近では複数の色が使われていることもあり、身につけているだけでパッと目を引くネクタイです。
スタイリッシュさもありながらも、「かっちりとした印象」になるので、ビジネスシーンにもおすすめです。
上品な印象にしたい場合は「小紋柄」
上品な印象を与えたい人は「小紋(こもん)柄」のネクタイをおすすめします。
小紋柄は、小さな紋を繰り返した柄のことです。小花や抽象模様などのシンプルなものや、和風の厳格な印象のネクタイまで多様にあります。
派手にならず、上品な華やかさを持つ小紋柄を試してみてはいかがでしょうか。
おしゃれで洗練された印象にしたい場合は「ペイズリー柄」
おしゃれで洗練された印象を与えたい人は「ペイズリー柄」がおすすめです。
ペイズリー柄は、勾玉や涙の形のようなデザインのことです。インドのカシミール地方発祥で、なんとなくインドを思わせるような不思議な形をしています。
繊細なディティールが特徴的なデザインです。
大きすぎる柄になるとカジュアルな印象になるので、ビジネスシーンで使う際には、柄が小さいものを選ぶことがおすすめです。
カジュアルな印象を与えたい場合は「チェック柄」
カジュアルな印象を与えたい人は、「チェック柄」がおすすめです。
「チェック柄」はいわゆる格子柄のことで、ギンガムチェックや千鳥格子、グレンチェックなど、柄の種類は様々です。タイの柄としてはカジュアルな要素が強いく、スーツに合わせにくく感じる人も多いのではないでしょうか。
ビジネスシーンで使うチェック柄を選ぶ際は「使われている色が少なく、一色の面積が大きいもの」をチョイスすれば、着こなすのも難しくありません。
忘年会や歓迎会などの社内イベントのときに、遊び心を取り入れたいときにおすすめのデザインです。
上品ながらも遊び心がある印象にしたい場合は「ドット」
遊び心を演出したい人には、「ドット柄」がおすすめです。
「ドット柄」は、小さな水玉模様がかかれたデザインのことです。主に模様が小さい「ピンドット」、模様が大きい「コインドット」、小と大の中間に位置する「ポルカドット」の3つから成り立っています。ドットが小さいほどフォーマル度が高くなるので、フォーマルな場で身につける際は「ピンドット」がおすすめです。
大きめのドットはカジュアルな要素が強すぎるため、ビジネスシーンには不向きだといわれています。「ピンドット」か「ポルカドット」をチョイスするのが無難でしょう。
ネクタイの色別の印象は?
ネクタイの色は、ネクタイの印象を決定する大切な要素のひとつです。
上記の画像で、主要な色ごとのイメージや印象をまとめてご紹介しています。色による心理イメージを活用してネクタイを選んでみてはいかがでしょうか。
また、以下のようにネクタイと気持ちを合わせて毎日のモチベーションを高めることをおすすめします。
- やる気がみなぎっているときは赤色
- なんだか気分が沈みがちなときは黄色
- 体調が悪いときは緑色
- 営業などの外回りの日はオレンジ色
- 焦りなどの気持ちを落ち着かせたいときは青色or茶色
ネクタイの色に困ったら、例に上げたようにその日のあなたの状態によってネクタイの色を選んでみましょう。きっと色が持つ効果が、あなたの1日を後押ししてくれるはずです。
ネクタイの太さは体に合わせて選ぶ:大剣幅が6.5〜8cmがベスト
ネクタイを選ぶとき、デザインに気を取られて「太さ」を意識する人は少ないのではないでしょうか。
ネクタイの太さは、スーツのラペル(折返し)幅と揃えるのが基本です。大剣の幅が6.5〜8cmのものがベストと覚えてしまいましょう。
一昔前は9cmのネクタイが多く見受けられていましたが、細めのラペルが主流となっている今、8cm以上のネクタイは野暮ったい印象を与えてしまうので注意が必要です。
また、最近ではニットタイのように細めのネクタイが人気を博していますが、6.5cm以下の細すぎるネクタイはモード感が強いためビジネスには不向きです。細すぎず、太すぎないバランス感を意識してネクタイを選びましょう。
体型によってバランスや見え方は変わるので、購入前には試着をして選ぶことがおすすめです。
【シーン別】どんなネクタイがおすすめ?
「ネクタイの柄や色など考慮に入れないといけないことが多すぎる……」と頭をかかえている人もいるのではないでしょうか。
以下では、シーン別に特におすすめのネクタイをご紹介します。ネクタイを選ぶのが不慣れな人はぜひ参考にしてください。
初対面:グリーンの小紋タイで穏やかな印象を演出
初対面の人に挨拶をするときに重要なのは、いち早く警戒心を解くことです。警戒心を解く際に活躍するのが「グリーンの小紋タイ」です。
グリーンは穏やかで協調性があるという印象を相手に与えてくれるので初対面の人と会うときにぴったりのネクタイです。
また、小紋柄は良識あるイメージを強くしてくれるので、このネクタイを着用すれば初対面の相手にマイナスな印象を抱かせることはないでしょう。
営業や受付のように、初対面の人と会う機会が多い人は、「グリーンの小紋タイ」を選んでみてはいかがでしょうか。
商談:ブルーのレジメンタルタイで落ち着いた雰囲気を
商談をする際には、落ち着いた雰囲気を演出してくれる「ブルーのレジメンタルタイ」がおすすめです。
ブルーのレジメンタルタイは、ブルーで知的な印象を演出しつつ、相手の気持ちを落ち着かせます。その一方で、レジメンタル柄には「行動力がある」というイメージが含まれているため、商談で相手に印象を与えられます。
行動力がありながらも知的であるような印象を与えたい人は、「ブルーのレジメンタルタイ」を選んでみてはいかがでしょうか。
プレゼン:赤のレジメンタルタイで情熱的に
プレゼンを成功に導くために大切なのは、自分のモチベーションを高め、聞いている人に対して積極的な姿勢を見せることです。
そのため、自分自身のやる気を高めてくれる「赤」のネクタイを取り入れることをおすすめします。
また、躍動感や若々しさを演出することもプレゼンにおいては重要です。そんなときは、「レジメンタル柄」が役に立ちます。
プレゼンを行う際は「赤のレジメンタルタイ」を身につけて、モチベーションを高めてはいかがでしょうか。
ビジネスシーンで避けたほうがいいネクタイとは?
ネクタイは、スーツの中心にある重要なアイテムのひとつです。
そのため、一歩間違えると相手に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
以下では、ビジネスシーンで避けたほうがいいネクタイをご紹介します。相手にいい印象を与えるためにも、避けるべきネクタイはビジネスシーンでは使わないようにすることがベターです。
ブランドロゴが目立ちすぎるもの
ビジネスシーンで避けたほうがいいネクタイは、ブランドロゴが目立ちすぎるものです。
ビジネスシーンでブランドロゴが入ったものが絶対的にNGなわけではありません。しかし、一発でブランドだとわかるようなネクタイは極力避けるようにしましょう。
なぜならお客様を不快にさせてしまう恐れがあるからです。明らかに10万円以上もするネクタイをしていると、自慢しているようにも感じさせてしまいます。
もしブランド物のネクタイをしたい場合は、目立たない所にブランドロゴがあるネクタイやブランドロゴそのものが無いようなネクタイにしましょう。
お客様を不快にさせてしまったり、ご機嫌を損なったりすることはマナー違反になるだけでなく、あなたにとっても会社にとってもマイナスな影響しか与えません。
少しでも相手を不快にさせる危険性があるものは避けておくのがベターです。
派手すぎるもの・目立ちすぎるもの
自分のことを覚えて欲しいという思いから、印象に残るような派手な格好をしている人もいるのではないでしょうか。
蛍光色や金色のネクタイなどの派手なネクタイをしていると、営業で相手にされなくなる可能性も少なくありません。変に目立ち過ぎるとお客様からも怪しまれたり、危ない所から営業に来たのではないかという印象を植えつけてしまったりします。
第一印象でインパクトを与えたいという気持ちはわかりますが、悪目立ちしないように注意が必要です。TPOを守ったネクタイを使うことを意識しましょう。
与えたい印象に合わせてネクタイを選ぼう
- ネクタイを選ぶときには柄・色・素材を考慮に入れる
- ネクタイの柄や色の印象をうまく使いこなす
- ブランドロゴが目立つものや派手なネクタイは避ける
本記事では、ネクタイの柄や色が与える印象について詳しくご紹介しました。
たくさんのネクタイがある中でどれを選んでいいのかわからなくなるときもあるでしょう。
本記事を参考に、自分のなりたい印象を与えるネクタイを選んでみてはいかがでしょうか。
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