あなたは上司が出かける時、見送りの挨拶はきちんとできていますか?上司の外出の目的は、他社訪問や出張など様々ですが、上司に機嫌良く外出いただくためにも、部下としてはタイミング良く、マナーに合った挨拶をしておきたいものです。それでは、出かける上司を見送る挨拶とは、どういったものなのでしょうか。上司が「行ってきます」と言ったら、すぐに「行ってらっしゃいませ」もしくは「行ってらっしゃい」と、上司の方向に顔を向けて、明るく元気に言いましょう。
出かける上司を見送る挨拶5つのポイント
1. 上司の「行ってきます」の言葉に、テンポよく反応する
上司の言葉の後、時間をあけてはいけません。
2. 「行ってらっしゃい」と言いましょう
「お気をつけて」でも問題ありません。次の例は、挨拶マナーとして不適切な言葉です。これらの言葉を使うことは避けましょう。
・「はい」→上司の「行ってきます」に対する返答としては不十分です。
・「お疲れさまです」→上司の見送りには不適切です。一方、上司が帰社した時に使っても問題ありません。
・「ご苦労さまです」→元々目上の人が目下の人に対して使う言葉で、どういった状況であっても部下が上司に使うことはNGです。
3. 明るく元気に言う
暗い表情や声、ぼそぼそと話すことはNGです。
4. 上司の方向に顔を向ける
パソコンのモニターに顔を向けたまま、もしくは行っている作業を続けたまま「行ってらっしゃい」という人がよくいますが、上司にとって印象のよいものではありません。挨拶をする時だけは、パソコンのモニターを見ることは止め、作業を行う手を一旦止めて、上司の方向に顔を向けて挨拶しましょう。
なお、挨拶時に座席を立つ必要があるか否かは、会社の慣例や、その時の状況によって異なります。職場の先輩の立ち居振る舞いをしっかり見て、それを真似しておけば問題ないでしょう。
5. 軽く会釈をする
挨拶の基本ですが、直立不動の姿勢ではなく、軽く会釈をしながら挨拶しましょう。
最後に、上司の「行ってきます」という挨拶には、「留守の間、業務をよろしくお願いします」という上司からのメッセージを意味します。そして「行ってらっしゃいませ」という返答の挨拶には、「留守の間、しっかり業務を進めておきます」という意味が込められています。
挨拶は職場の人間関係を円滑にする上で、なくてはならないものです。しかし、ベテランのビジネスパーソンほど、挨拶がなおざりになってしまうことも多いです。でも、マナーを守った挨拶をすることは、損することは全くなく、上司があなたの評価を上げるきっかけにもなり得ることです。挨拶の基本である「相手をしっかり見て・明るく元気に・軽く会釈しながら」という点を実践しながら、「行ってらっしゃいませ」と気持ちよく上司を見送りましょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう