皆様の職場に、もしかしたらいらっしゃるかと思います。それが年上の部下です。私も数年前に年上の部下を持ち、同じく数年間教育したことがございます。しかし、そこで生じてくるのが年上の部下に対する適正な評価方法です。年上と言うことですから少しは憂慮して評価したいが本当にそれで良いのか、もしくは厳しく評価をした方が良いのか等を迷われていると感じます。そこで今回、年上の部下に対する評価の付け方について記述致します。
年上ほど優しくすべき
年上の部下は厳しくより優しく評価する年上を評価するのだから厳しくした方が良いのではと考えがちですが、年上の部下ほど優しく評価をした方が良いでしょう。皆様は年上の心情がどのようなものかご存知でしょうか。年上の部下は常日頃、なぜ自分より年下の奴にここまで言われなければいけないのかと言うことを思っています。そんな時に厳しくすると反発するときもありますし時には仕事自体を放棄することもあります。以前の私もそのような事を発生させてしまったため、その日から優しく評価するようにしてみました。
例えばノルマを達成して当然と思うのでなく、達成したらさすがAさんと言った様に半分煽てるようにして一緒に喜んだり、例え用紙等の細かい商品であったとしてもAさんは機械だけでなく消耗品も売り上げてくれて助かっていますと言って評価するようにしてきました。するとAさんも気を良くしたのかその後は他の方に負けず劣らずの成績をたたき出し、結果として厳しく評価しなくとも十分上に行ける成績を収めました。皆様も、現在厳しく指導しているのであれば時には優しくしてみてはいかがでしょうか。
1対1で評価する
時には年上の方と飲みに行き、飲みの場で評価についてお話する。年上の方が一番嫌がることが年下の上司に皆の前で叱られたり、このままだと一生このままだよと言った評価をされることです。年上の方からして見れば自分が惨めでしょうがないです。そこで私は時には成績のことを叱ることもありますが、時折年上の部下を飲みに誘い、飲みの場で部下の評価についてお話することがあります。
例えば簡易的なグラフ用紙を取り出してAさんは現在これは良い評価ですが、この項目については評価できませんと言ったことを確認してもらいます。この狙いはプライベートな空間で話をしていますのでその方に恥をかかせることはございませんし、目視で現状を確認していただけることがあります。すると年上の部下も皆の前で恥をかくことも無いですし、また目視で自身の評価を知ることによってもっとここを中心に頑張ろうと躍起になって取り組んでいただけます。そのため皆様も時には年上の部下の心情を理解して評価を下すことが大切だと思います。最後に、どうせ良い成績を収めていない年上の部下にそこまでしなくとも良いと思われる方も中にはいらっしゃると思います。
しかし、会社は組織で行っていますのでその方も会社の一員として成長させなければいけません。またその方の教育を怠ることによって上司である貴方の成績にも響く可能性がございます。そのため怠るのでなく、年上の部下の心情をよく汲み取り評価をしていくようにしていきましょう。
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