学生の間は、気の合う仲間と飲めばよいので、気を遣う飲み会というのもあまりないかもしれませんが、社会人になったら会社内外の付き合いが広がっていきますので、初対面の人と飲む機会や、気の合わない人と飲む機会も増えることと思います。会話が苦手な人にとっては、飲み会というのはある種の「苦痛」を背負わされているといっても過言ではないでしょう。でも、飲み会の参加する以上は、楽しまなければ「損」ですよね!そこで、会話が苦手な人も飲み会を楽しむことができる会話術をいくつかご紹介しましょう。
職場の同僚:上司編
職場の同僚や上司と飲むときは、ある程度わかった相手と飲むわけですから、日ごろから相手の性格や趣味などを観察しておき、メモをしておき、飲み会でさりげなく情報を発信してみるとよいでしょう。例えば、小さいお子さんがいらっしゃる上司でしたら、「そういえばもうすぐ運動会の季節ですが、子供さんの幼稚園ではもう終わられました?」とか、「気候がよくなってきましたが、子供さんとどんなところへお出かけされているのですか?」といったような、相手の話しやすい話題を発信してみましょう。必ず喜んで返してくれると思います。そして、いったん情報を発信したら、あとは、ニコニコと笑顔で、聞き役に回る。適度にうなづきながらよく聞いていると、きっと会話がはずんでいくことと思います。
初対面の相手編
初対面の人、取引先の人との飲み会は、とても緊張するものです。相手がどんな人なのか、肩書程度しかわからない状態では、何を話せばよいのか、不愉快に感じさせないか、とても気を遣いますよね。会話の苦手な人にとっては、はじめは「つらい場」かもわかりませんが、勇気を出して克服ていきましょう。
まず、心得ておきたいことは、「相手にとっても自分は初めての相手」だということでです。つまり、緊張しているのは、自分だけではないということ。その心構えがあれば、少しは気を楽にして飲み会の場に臨めることと思います。相手にとっても手探りの状態ですから、無難なのは、天気の話題などですね。「今日は一段と冷え込みがきつくて、朝起きるのがつらかったんですよ」と少し自分の弱みを出してみるのもポイントです。少し弱みを見せることで、相手も懐を開けやすい状態になっていますから、そこから、飲み会のメニューの話にもっていき、「こういう寒い日は、どんなメニューがいいでしょうか?」というように、共通の話題ができるように話を広げていくとよいでしょう。
話の苦手な人は、飲み会で「話そう」と気を張るとしんどくなってしまいがちです。さきほど紹介したように、話の苦手な人は「話題の提供者」になるように心掛けるとよいでしょう。そして、提供した話題をある程度つないで流れに乗せていくように聞き役に徹しながら流れをつかみ、ときに「修正」を加えたり、細部を膨らませるように工夫すると、会話に困ることはないはずです。
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