プレゼンで効果的に使えるスライドというのは、スライドの基本ができているかどうかが重要です。パワーポイントなどでは多くのテンプレートがありますので、それらを利用することで見た目は簡単にスライドが出来上がりますが、これが効果的なスライドかどうかは疑問です。効果的であるならば、それはひとめ見ただけで何を伝えたいのか感じることができるはずです。感じ取れるならば効果的なスライドといえるはずですし、感じることができないなら、それはただのテンプレートで作成したスライドだということです。多くのテンプレートはどこに何を書くべきということについてはほとんど記載がないのが普通です。
効果的にするために入れるべき3つの要素
プレゼンの目的は相手に伝えることにあります。そして伝えるために、スライドのどこに何を書くのかということは非常に重要なのです。スライドに入れるべき要素は3つです。
1.見出しメッセージ
ひとつめは「見出しメッセージ」です。最上部に入れるもので、このページで伝えたいメッセージです。通常は2行以内に収めます。
2.テーマ(タイトル)
そして「テーマ(タイトル)」です。見出しメッセージの下に入れ、そのページの内容を表します。
3.サポート・メッセージ
最後に「サポート・メッセージ」です。見出しメッセージを支えるものです。このサポート・メッセージの数は、基本3つ。多くて5つに収めることが大切です。それ以上はかえってスライドを見にくいものにしてしまいます。また、その並びが、「並列」なのか、上から下に流れて続く「直列」なのか、を意識する必要があります。「直列」の場合は、前後のつながりをわかりやすくするため、文頭に「なぜならば」のような接続語を入れるとより見やすくなります。「並列」の場合には、必ずしも接続語は必要ではありませんがどちらが見やすいのか検討してみることをお勧めします。そして「直列」の場合は、最後のメッセージが、「見出しメッセージ」とだいたい同じ内容になるようデザインすることが大切です。
そして「見出しメッセージ」の位置は最上部と先ほど説明しましたが、パワーポイントのテンプレートでは、一番上に「テーマ」を入れるようになっているものが多いのですが、あくまでもテンプレートなので、順番を変えても問題はありませんし、会社のフォーマットで、一番上は「テーマ」を決められている場合には、まず「テーマ」、すぐその下に「見出しメッセージ」を持ってきてもそれはそれで構いません。プレゼンの目的を考え伝えたい事はなるべく上のほうに配置するよう心がけることが大事なのです。
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