社会人になるとスーツを着る機会が非常に増えます。しかし、スーツやコート、ジャケットを着こなす際のマナーを身につけておかなければ、食事の席や他社での訪問の際に失礼にあたってしまうことも考えられます。普段何気なく行っているスーツの上着の着脱ですが、マナーはやはり覚えておきたいものです。ここでは、そのような着脱マナーや着こなしマナーについて紹介していきたく思います。
上着の着脱についてのマナー
ビジネスの場面で、相手方の会社に訪れるという機会もいくつかあるかと思います。しかし、その際、コートはどのタイミングで脱ぐことが重要とされるのでしょうか。
ところで、日本の従来のしきたりとして、他人の家などを訪問する際には、玄関の外であらかじめコートを脱いだ後、玄関のドアを開けるというのが一般的なならわしです。その際、脱いだコートは裏地を表側にして畳んでおきます。これは、コートに付着している汚れや誇れなどを、相手の家にもちこまないようにという気配りからくるものです。しかし、春の花粉の多い時期や、冬のウイルスが多い時期には現代でも有効と言えるでしょう。
一方、欧米では玄関で靴を脱ぐ風習がないため、コートを脱ぐ、というならわしもないそうです。そのため、靴を脱ぐことがマナー違反にあたり、コートを脱ぐと言うこともマナー違反にあたります。現在では、欧米式の考え方が全体の流れとしてあるため、ビジネスの場でも訪問先ではコートをしっかりと着たまま相手先の会社を訪れるということが一般化されています。その場合、コートは屋内に入ってから脱ぐようにすることが適切です。
ただ、営業マンの方で、格式ばった和風の住宅を訪れるという際には、事前にコートを脱ぐことが必要になるでしょう。
スーツのボタンについてのマナー
スーツの上着の着こなしのマナーとして気を付けたいことにボタンの留め方があります。スーツのボタンは、常に留っているということが礼儀とされます。しかし、ボタンの1番下は外し、ボタンが3つあるものであれば真ん中や上2つを留めることがお勧めです。そして、椅子に座る際にはボタンを全て外してしまうことがマナーとされます。
着脱のタイミングやスーツのボタンの留め方は、ビジネス上の着こなしのマナーとして必須のものになってきます。これらを気を付ける事で、相手にとっての自己アピールや印象アップにもつながりますので、服装については十分の注意が必要となります。
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