「仕事のモチベーションが上がらない……」という人もいるのではないでしょうか。
本記事では、仕事のモチベーションを上げる5つのポイントや目標の立て方などをご紹介します。
モチベーションを上げてバリバリ仕事を頑張りたい人はぜひ参考にしてください。
- 仕事のモチベーションを上げる5つのポイント
- 仕事のモチベーションを上げる「目標」の立て方
- モチベーションを上げるときには「色」も効果的
仕事のモチベーションを上げる5つのポイント
「なんとなくやる気が出ない」という人もいるのではないでしょうか。
モチベーションが下がるときは、誰にでもあります。下がってしまっているときには、無理に「モチベーションを上げないと!」「頑張らないと!」と気負いすぎると逆効果になることも多いものです。
まずは仕事のモチベーションが下がっているときに、これからモチベーションを上げていくために考えたい5つのポイントを紹介します。
ポイント1.仕事での存在意義を考える
仕事のモチベーションを上げる1つ目のポイントは、仕事での存在意義を考えることです。
会社に雇ってもらっているということは、会社は何らかの形で自分を必要としているということです。どのような経緯だとしても、会社はあなたの何かに魅力を感じたわけなので、まずはそのことに自信を持ちましょう。
大切なメンバーのひとりとして自分の得意分野や強みをどうすれば活かせるかを考えられれば、きっと仕事を頑張ろうと思えるのではないでしょうか。
ポイント2.将来の理想像を検討して、投資だと考える
仕事のモチベーションを上げる2つ目のポイントは、将来の理想像を検討して、投資だと考えることです。
大きな組織の中ではどうしても、自分の成果がはっきりとは目に見えないことが多いのではないでしょうか。しかし、そんな中でも一歩ずつ前に進むことはできます。今の仕事でいい成果が出せれば栄転の可能性があったり、スキルが磨ければ転職をする選択肢もあったりします。
将来の理想の自分の姿を想像して、それに近づくためには毎日の仕事をどのように使えるかを考えてください。今の仕事は、将来の自分のための投資だと思えば、自ずとやる気が出てくるでしょう。
ポイント3.原点回帰する
仕事のモチベーションを上げる3つ目のポイントは、原点回帰することです。
仕事に対してやる気が無くなると、「もう辞めてしまおうか」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。誰かと比べてしまって「自分なんか仕事もできないし……」と落ち込んでいる人もいるでしょう。
しかし、そのような状況で判断基準にすべきなのは他人ではなく「自分がどうありたいか」「自分がどうしたいか」という自分基準です。
とはいえ、自分がどうしたいかを明確に分かっている人は多くないのではないでしょうか。
自分がどうしたいかわからない人は、「原点回帰」してみましょう。原点回帰することで、自分が本当はどうしたいのかがわかるヒントにたどり着けるでしょう。
初めてスーツを着た日や入社式のとき、自分はどう思っていたのか、今の自分とどう違うのかを考えてみてはいかがでしょうか。
ポイント4.競争相手を設定する
仕事のモチベーションを上げる4つ目のポイントは、競争相手を設定することです。
やる気の出ない理由として挙げられることのひとつに、仕事がマンネリ化していることが挙げられます。ルーティン作業に飽きてしまうと、どうしても作業がマンネリ化してしまいがちです。
そのため、時には新しいものを取り入れることが必要になります。しかし、仕事をしている上で新しいものを取り入れるということは、なかなか難しいでしょう。
ルーティン化した作業を楽しく行うためには、部分的にゲーム感覚や競争感覚を取り入れてみることをおすすめします。
例えば、アポをもう少したくさん取れるように努力をしてみたり、他の人や過去の自分と比べて、ひとつでも多くアポを取る努力をしてみたりすることなどです。
競争相手を自分で勝手に設定することで、対抗意識が生まれ、よりよくモチベーションを上げることが可能になります。
ポイント5.行動を振り返り、自分を評価する
仕事のモチベーションを上げる5つ目のポイントは、行動を振り返り、自分を評価することです。
やる気の出ない原因として、「自分に自信が持てないこと」が挙げられます。自信が持てないために達成感や充実感を持てず、やる気も起きてこないという状況です。
自分に自信が持てない人は、自分の行動に評価を加えてみましょう。
例えば、「自分の行動は成果が出ているのだと再認識」することをおすすめします。成果が目に見えない仕事があっても、自分が頑張ったから仕事が進んでいるのだと自信を持つことはとても大切です。
本当に自信を失っていて「自分はなんもできない」と考えている人は、本当に何もできていないか考えてみましょう。自分が「当たり前」だと思っていることは、案外当たり前ではない場合もあります。また、当たり前のことを当たり前にできている自分を褒めてあげてもいいでしょう。
また、「成果の出そうな行動を起こしてみる」ことも大切です。ある程度成果の出そうなハードルを設定することにより、前向きになることもあるでしょう。難しいことにチャレンジできることは立派だと自分を褒めてあげることをおすすめします。
仕事のモチベーションを上げる「目標」の立て方
「今週こそは頑張ろう」を何度も繰り返している人もいるのではないでしょうか。
モチベーションを上げるためには、「目標」を具体的に作ることが大切です。目標が具体的になればなるほど、行動に移しやすくなるからです。
以下では、仕事のモチベーションを上げる「目標」の立て方についてご紹介します。目標を立ててモチベーションを上げたい人はぜひ参考にしてください。
数字を使った目標は「低すぎず高すぎず」が基本
目標を作る際は、なるべく「具体的」にすることがおすすめです。
数字を使うと、どのくらい達成できたかが一目瞭然になるため、数字を使った目標を立てることをおすすめします。売上目標や契約件数、販売個数などの数字をつかった目標を掲げることで、その方向性を明確に掴めます。
では、数字を使った目標は、どのようなことを意識して作ればいいのでしょうか。
基本的に設定する数字は「低すぎず高すぎずギリギリ達成できそうな数字」にすることです。
しかし、その数字が低すぎた場合、自分が努力せずとも到達できるため、緊張感の欠落や、気を緩めた仕事内容に繋がってしまう可能性があります。プレッシャーの緩和のために低く設定をしてしまった結果、作業効率が落ちてしまうこともあるでしょう。
逆に、数字が高すぎる場合、あまりにも現実味のない数字の設定になってしまうため、人によっては諦めから作業効率が落ちてしまうことや、過度のプレッシャーから本来の力が発揮できないこともあります。
幅広く長い目で見た過去の実績から「努力すれば届く可能性がある数字」を設定するのが大切です。
また、売上や契約件数などの「結果」のみを目標にすると、努力をしたにも関わらず思いがけない外的要因で達成できずに落ち込んでしまうこともあります。まずは「営業メールを100件送る」「50件商談をする」などの「行動目標」を数字にすることがおすすめです。
言葉を用いた目標は「簡潔明瞭なフレーズ」が基本
次は、言葉を用いた目標を掲げる方法をご紹介します。
言葉を用いた目標を決めるときは、「簡潔明瞭なフレーズ」にすることが基本です。やる気を引き出すために、言いたいことはたくさんあるかもしれません。しかし、長過ぎる言葉は、言いたいことがぼやけてしまいます。
その結果、目標を「読む」だけで終わってしまう可能性があります。簡潔明瞭なフレーズこそ覚えやすく頭に残りやすくなるため、自分自身が自分なりの解釈を見出だし、能動的なモチベーションアップへとつながるでしょう。
パッと見ただけで、気持ちが切り替わり、行動が明確になるような目標を立ててみてくださいね。
やる気を引き出す目標の例文
上記の目標を上手に決まる方法を使った目標をご紹介します。
書き方のポイントを押さえた例文を見て、自分なりの目標を立ててみましょう。
- 前年度販売個数500を超える!
- 前年度10%UP!目標売上8500万円
- 前年度の契約件数を超える
- 顧客の不満や不安こそ私達の糧となる
- 顧客の満足のために私達ができること
- チームで乗り越える営業目標
これらは、実際に企業で使われていた目標です。自分のやる気を引き出すためには、上から押さえつけるような強制的な言葉でなく、あくまでも自分自身で納得や発見を与えるような言葉を考えることがおすすめです。
モチベーションを上げるときには「色」も効果的
自分の内面を見つめてモチベーションを上げる方法をご紹介しました。
実は、モチベーションを上げるときには「色」も効果的なのです。次は、色を意識してモチベーションアップする方法を紹介します。
色は、眼に入ることで、脳に直接働きかけ、心理的な影響を与えます。その効果は思ったより絶大で、「カラーセラピー」という分野もあるほどです。
例えば、仕事で失敗をしてしまったり、上司に怒られて気持ちが沈んでしまったりしたときは、黄色いものを見ることをおすすめします。黄色は脳を明るい気分にしてくれるため、沈んだ気持ちも回復し、やる気がみなぎってきます。気持ちが沈んだときにふと目に入る、ペンやファイルの色に取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、チーム全体でやる気を出したいときは、オレンジのものを見ることをおすすめします。オレンジは、協調性を高める効果があり、チームのテンションを上げます。チームで共同に使うものの色をオレンジにすると、活発なコミュニケーションが生まれて、よりよい話し合いやチームの活性化に繋がるでしょう。
新しい仕事に取り組むときは、赤いものを見ることをおすすめします。赤いものを見ると、やる気が出てきて、行動力が増します。スキルアップをしたいときや、活発に行動したいときにもおすすめです。新規の案件やプロジェクトを任せられたときには、赤いアイテムを使ってみてはいかがでしょうか。
ネクタイやハンカチのようにいつも身につけているものの色を意識して取り入れてみることをおすすめします。
取り入れるのも簡単なので、騙されたと思って挑戦してみてはいかがでしょうか。
仕事にやりがいを感じることでモチベーションが上がることもある
お客さんから「ありがとう」と言われたときや、自分の仕事が社会に貢献できていると実感するときもあるのではないでしょうか。
人と接する仕事や自分の作ったものが世間に流通する仕事の場合、人から感謝されることでやりがいを感じる人が多いようです。
優れた経営者に贈られる渋沢栄一賞を受賞したこともある日本理化学工業会長の大山泰弘氏は「働くとはお金を貰うことではなく、人に必要とされ、人の役に立つこと」と語っています。人に感謝されることで仕事のやりがいを感じるのは、まさに「働く」ということを実感しているということでしょう。
人に感謝されることにやりがいを感じる人がいる一方で、自分が満足することでやりがいを感じる人もいます。このようなタイプは、責任あるポジションにいる人や自分だけのスキルや仕事を持っている人、自分の好きなことを仕事にしている人に多いタイプです。
好きなことを仕事にしている人は「人と接することが好きなので毎日楽しい」「機械いじりが楽しい」など、仕事の内容そのものに満足しています。さらに「月末処理が終わったとき」や「無理だと思っていたノルマをその日中に消化できたとき」など、小さな仕事の達成感をやりがいにしている人もいるようです。
仕事のやりがいを感じるポイントは人それぞれです。自分の仕事にやりがいを感じている人は約4割で、残り約6割の人は、仕事にやりがいを見出せていません。毎日同じ作業の繰り返しだったり、生活のために仕方なくやりたくない仕事をしていたりする人もいるでしょう。
まずは、自分が仕事のやりがいをどこで感じているのか、どんなときにやりがいを感じているのかを把握することで、モチベーションをコントロールしやすくなるでしょう。
モチベーション管理をするのも仕事のうち
- 仕事での自分の存在意義を考え、原点回帰してみる
- 競争相手を設定して、退屈な仕事を楽しくする努力をしてみる
- 数字を使った目標は「低すぎず高すぎず」を意識する
本記事では、仕事でモチベーションを上げる方法をご紹介しました。
ルーティン化した仕事にうんざりしている人もいるのではないでしょうか。また、自分じゃなくてもできる仕事をやっている気がして、どうしようもない気持ちになっている人もいるでしょう。
心が重くなって折れてしまいそうなときは、初心を思い出して、成長した自分を褒めてあげましょう。
また、色の効果を使ってモチベーションを上げたり、退屈な仕事を楽しくする工夫をしたりしてみることをおすすめします。
本記事を参考に、仕事のモチベーションを上げてみてはいかがでしょうか。
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