
別の部署へ異動することになった場合、取引先への挨拶だけでなく、これまでお世話になった上司にお礼をしてから異動したいもの。
本記事では、自分が異動する際にどのような内容を上司に連絡すればよいかを例文とともにご紹介します。
上司へのお礼の言葉が思いつかない人は、ぜひ参考にしてください。
- 異動が決まった際には、お世話になった上司に異動の挨拶をすることがマナー
- 異動時に、お世話になった上司への挨拶・連絡の仕方
- 上司以外の社内外の人に異動の挨拶をする方法
異動をすることになったら、お世話になった上司に異動の挨拶をすることがマナー
異動をすることが決定した後、引き継ぎやクライアントへの対応などでバタバタすることでしょう。
しかし、忙しいからといって上司への異動の挨拶を欠かしてはいけません。
異動をすることになったら、これまでお世話になった上司に異動の挨拶をすることがマナーです。
もちろん上司は自分が異動することを知っています。そのため、改めて異動の挨拶をする必要がないと思っている人もいるかもしれません。しかし、これまでこの部署でお世話になったことに対するお礼は改めてしておくのが吉。
ぜひ、異動前には上司に異動の挨拶として、これまでの感謝を伝えるようにしましょう。
異動時に、お世話になった上司への挨拶・連絡の仕方【例文あり】
「異動の挨拶やお礼といっても、毎日顔を合わしている上司に何を伝えたらいいんだろう」と、お礼の挨拶の仕方がわからない人もいるのではないでしょうか。
上司にお礼を伝える方法は、直接伝える方法とメールで伝える方法があります。直接お礼を伝えるほうが気持ちが伝わりやすいので、特別な理由がない場合は直接お礼を伝えるほうがいいでしょう。
以下では、異動時に、お世話になった上司への挨拶・連絡の仕方を例文とともにご紹介します。
直接、面と向かって上司にお礼を伝える場合
直接お礼を伝える際には、何を言うのか前もってまとめておきましょう。
異動の挨拶・相手との思い出・今後の相手の活躍を願う言葉を盛り込むといいお礼になります。
実際の挨拶の例として、次のような内容を上司に伝えるといいでしょう。
【異動時のお礼挨拶&お礼メール例1】直接伝えるときの言い方
- お忙しいところ失礼いたします。
4月1日付で営業部に異動になります。
これまで大変お世話になり、誠にありがとうございました。
ご迷惑も多々おかけしたかと思いますが、●●さん(上司の名前)のおかげで、円滑に業務を進めることができました。
今後もお世話になることがあるかと思いますが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
●●さんの今後のご活躍をお祈りしております。
さらに、上司に具体的にお世話になったエピソードがあれば、それを交えることもおすすめです。
たとえば「とくにA社との取引の件では、●●さん(上司の名前)がくださったアドバイスのおかげで、契約にこぎつけることができました」といったものです。
感謝の気持ちがより具体的になって「こんなこともあったな」と上司も懐かしんでくれるでしょう。
メールで連絡する場合

メールで上司に異動のお礼を伝える場合は、宛名の基本的な形式(役職名+相手の氏名+様)を正しくおさえておきましょう。
その上で、本文は、直接お礼の挨拶をする場合と同様に異動の挨拶・相手との思い出・今後の相手の活躍を願う言葉の順番に記します。
具体的な例としては、下記のような内容をメールに記載するといいでしょう。
【異動時のお礼挨拶&お礼メール例2】メール文面
- 人事部長 ●●様
□□部△△です。
お疲れさまです。
この度、4月1日付で営業部へ異動になりました。これまで大変お世話になり、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
11月に業務で悩んでいた際には、●●さん(上司の名前)が下さったアドバイスのおかげで解決することができました。
営業部に異動後も、お世話になる機会があるかと存じますが、その際は何卒よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、●●部長の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
△△(自分の氏名)
直接挨拶をする場合と同様に、上司に特にお世話になったエピソードがあれば、それを加えるとさらにいいお礼メールになります。
また、異動先での連絡先を上司に知らせたい場合は、最後に自分の氏名を記載する位置に記載してもいいでしょう。
異動先での連絡先を上司に知らせたい場合の記載例は以下の通りです。
【異動時のお礼挨拶&お礼メール例3】メール文面中の連絡記載
- 異動後の連絡先は次の通りです。
4月1日以降ご連絡をいただく際は、下記にお願いいたします。
◯◯部
△△(自分の氏名)
電話:12-345-6789
FAX:21-543-9876
その他社内外の人に異動の挨拶をする方法
異動する際には、上司だけではなく、クライアントやお客さん、そして社内にも異動の挨拶をすることが大切です。
異動の挨拶をせずに異動してしまうと、クライアントやお客さんだけではなく社内の人にも迷惑がかかるので、必ず異動の挨拶をしましょう。
社外の人に異動のお礼を伝える際は、自分の異動の挨拶の有無や内容が自分の会社に大きな影響を与えることを自覚する必要があります。
もっと詳しく社外の人に異動の挨拶のお礼方法を知りたい人は「【社内外別 / 例文あり】「部署異動」の挨拶メール文例と5つの注意点」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
異動時には、お世話になった上司にお礼を込めて連絡をしておこう
- 忙しくても上司に異動の挨拶をすることを忘れない
- 異動の挨拶・相手との思い出・今後の相手の活躍を願う言葉を盛り込む
- メールで上司に異動の挨拶をする場合は、宛名の書き方に注意する
本記事では、異動の際に上司へのお礼の伝え方をご紹介しました。
同じ企業内ならば、異動になったとしてもこれまでお世話になった上司と今後も業務上関係する可能性があるでしょう。
そのため、異動の際のお礼連絡を欠かしてしまうと、今後の業務に支障をきたしてしまうかもしれません。
異動時には本記事を参考に、丁寧に抜かりなく上司へのお礼の連絡をしてみてはいかがでしょうか。
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