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【新卒必見】ビジネスシーンでのワイシャツ・ジャケット・ベルトの着方の基本マナー

藍原優

2014/01/26(最終更新日:2020/11/29)


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社会人になって初めて、本格的にスーツを着る人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ワイシャツやジャケット、ベルトの着方や選び方など、ビジネスシーンでのファッションマナーについて詳しくご紹介します。

スーツの着方があっているか不安な人や、ワイシャツやベルトの選び方を知りたい人はぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • ビジネスシーンで気をつけたいワイシャツの着方3つのポイント
  • ジャストサイズを選ぶ!正しいワイシャツの選び方4つのポイント
  • ジャケットの着こなしマナーも確認しよう

 

ビジネスシーンで気をつけたいワイシャツの着方3つのポイント

普段着慣れないワイシャツを着始めたときに、「ワイシャツの着方これであっているのかな」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。

以下では、ビジネスシーンで気をつけたいワイシャツの着方を3つのポイントに分けてご紹介します。

知らないうちにマナー違反のファッションになっていないのか、3つのポイントに気をつけてワイシャツを着こなしましょう。

 

1.おしゃれよりも身だしなみや好印象を与えることが重要

ビジネスシーンで気をつけたいワイシャツの着方の1つ目のポイントは、おしゃれよりも身だしなみや好印象を与えることが重要です。

初めてスーツを着る人は、「かっこよく着たい!」「おしゃれに着こなしたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、スーツやワイシャツを着るときは、おしゃれに見えることよりも相手に好印象を与えることを意識しましょう。

学生時代に許されていた奇抜なおしゃれをスーツでしてしまうと、社会では「変わっている人」「場の空気を読めない人」「自己主張が強い人」だと思われてしまう可能性も。

おしゃれするときのスイッチを切り替えて、ビジネスシーンでのスーツは堅実に着ることをおすすめします。

スーツを正しく着れるようになってから、控えめなおしゃれを試してみてもいいでしょう。

まずは、好印象を与えられるのかを重視して基本的なワイシャツを選ぶようにしてください。

 

2.透けないような下着を選ぶ

ビジネスシーンで気をつけたいワイシャツの着方の2つ目のポイントは、透けないような下着を選ぶことです。

プリントTシャツや、色が派手なものを下に着ると、ワイシャツから下着が透けて見え、品位がない印象を受けてしまいます。また、首元や手首などから下着が見えるのもマナー違反です。

透けないように肌色の下着を着たり、下着が見えないようにVネックのものを着たりしましょう。

自分で確認するだけでなく、家族や同僚にもチェックしてもらうと安心です。

 

3.汗が吸収しやすい素材を選ぶ

ビジネスシーンで気をつけたいワイシャツの着方の3つ目のポイントは、汗が吸収しやすい素材を選ぶことです。

体質によっては汗をかきやすい人もいるのではないでしょうか。

汗をたくさんかいていると、清潔感のない印象になってしまいます。また、「暑いのかな?」と心配させてしまったり、汗の匂いで不快な気持ちにさせてしまったりする恐れも。

汗はかいてしまうから仕方ないものと割り切らずに、汗をかいたとしても清潔に見える工夫することをおすすめします。

汗をかいたら汗ふきシートやタオルで拭くことは基本ですが、汗を吸収しやすい素材のワイシャツを選ぶといった工夫をすることで、ワイシャツに汗じみができることを防げます。

 

ジャストサイズを選ぶ!正しいワイシャツの選び方4つのポイント

そろそろワイシャツを買い足さないといけない、と思っている人もいるのではないでしょうか。

以下では、自分に合ったワイシャツを選ぶ方法をご紹介します。以下の点に気をつけてワイシャツを選んでみてはいかがでしょうか。

 

ポイント1.肩のラインを骨格に合わせる

サイズ感の合ったワイシャツを選ぶ際、大切なのは「肩のライン」が自分の骨格に合っているかどうかです。

ワイシャツを選ぶ際に注目するべきポイントは、肩から腕にかけてのラインです。

ワイシャツの袖と見ごろの縫い目が、肩と腕のつけ根と重なっていれば、自分にとってベストサイズなワイシャツなことがわかります。

肩から腕にかけてのラインを意識することで、腕が動かしやすく、フィット感のあるシャツを手に入れられるでしょう。

 

ポイント2.「首周り」は指一本分のゆとりを持たせる

シャツを選ぶ際には、Vゾーンの印象を形づくる、首周りに指一本分のゆとりを持たせることが大切です。

首周りの苦しさを嫌がり、指一本分以上のゆとりがあるシャツを選んでしまうと、だらしなく野暮ったい印象になってしまいます。

ブランドによってサイズ感は異なるため、必ず試着して首周りのゆとりを確認するようにすることをおすすめします。

 

ポイント3.「着丈」はバンザイしてチェック

シャツを選ぶ際、あまり着丈(きたけ)をチェックしない人もいるのではないでしょうか。

ジャストサイズなシャツでスマートな印象を手に入れたいのであれば、シャツの着丈をチェックすることは欠かせません。

ボトムスにシャツインする場合は、試着時にシャツインした状態でバンザイしてみましょう。手を上げたときにボトムスからシャツが出てしまうようであれば、不適切な着丈です。

腕を上げてみると意外にも着丈があっていないことがあるため、必ず試着時にバンザイしてチェックしてみましょう。

また、カジュアルシーンで使うシャツのサイズ感は、ベルトが隠れるくらいの着丈がちょうどいいといえます。

カジュアルなシャツを選ぶ際は、ボトムスの「ウエスト周りと股下中央の中間ライン」がベストな着丈ラインであると覚えておきましょう。

 

ポイント4.「袖丈」は腕を伸ばして確認する

最後にチェックすべきところは、「袖丈」です。ジャケットを着たときに、袖口からシャツが出すぎているとスタイリッシュに着こなせているとはいえません。

袖丈も腕を伸ばして、きちんと確認するようにしましょう。

腕を下ろし、手首を曲げたときに袖口が手の甲に軽く乗れば正しいサイズ感です。

「首周り」や「着丈」と同様に、一度体を動かして確認することが大切です。

また、袖のボタンをとめるときには、腕周りのゆとりを確認しましょう。

腕の部分を引っ張ったときにつまめるくらいのゆとりがあると自分に合ったワイシャツです。

理想のサイズ感のシャツを選ぶ4つのポイント
  • 「肩のライン」:肩と腕の付け根の部分とシャツの袖と身ごろの縫い目が重なっている
  • 「首周り」:シャツとの間に指一本のゆとりがある
  • 「着丈」:スーツスタイルのシャツはバンザイをしてもお腹が出ない程度の長さ。カジュアルシャツはベルトが隠れるくらいの着丈
  •    
  • 「袖丈」:腕を伸ばして確認!ジャケットからシャツが少し出る長さ

上記の4つのポイントを意識すれば、自分に合ったシャツが選べるはずです。

ジャストサイズのシャツをサッと着こなせるようになりましょう。

 

ぴったりサイズのワイシャツが手に入るおすすめブランド3選

適切なサイズ感のシャツを選ぶ4つのポイントをご紹介してきました。

既製品の中からなかなか自分にジャストサイズのシャツが見当たらないという人もいるのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、オーダーメイドのシャツ専門店です。

本記事では、若手社会人に支持されているオーダーメイドシャツの国内ブランドを3つご紹介します。

 

おすすめオーダーシャツブランド#1:FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)

出典:fabric-tokyo.com

現代のオーダーメイドスーツを提案するFABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)。

サイズの寸法やオーダーに時間がかかると面倒くさく感じる人もいるでしょう。FABRIC TOKYOでは、サイズ測定を店舗で行っており、そのデータをクラウド上に保存してもらえることがポイント。

店舗で購入も可能な上に、保存してもらったデータを元に専門ページからワンクリックで注文できます。

種類も豊富で若向きなデザインも多いため、おしゃれに敏感な人におすすめです。

 

おすすめオーダーシャツブランド#2:BRICK HOUSE(ブリックハウス)

出典:shop.e-shirt.jp

実績65年以上のある業界トップのブランド「BRICK HOUSE(ブリックハウス)」。

機能性が高く、一年中シャツを着用する社会人にとってありがたいラインナップが揃っています。

オーダー以外にも既製品も販売しており、価格もお手頃であるため、オーダー前に1着購入してみてもいいのではないでしょうか。

Webサイトでは、さまざまな形に適応したアイテム検索が充実しています。

店舗でオーダーする場合は、100種類以上ある生地の中から店舗で選んで注文することが可能です。

「生地にこだわりたい」「こういう生地のシャツがほしい」のように思っている人におすすめのブランドです。

 

おすすめオーダーシャツブランド#3:ORIGINAL STITCH(オリジナルスティッチ)

出典:shop.originalstitch.com

日本の伝統的な職人が手がけるオーダーメイドブランド「ORIGINAL STITCH」。

ベーシックな形から、社会人に適したシャツのサンプルを元にカスタムをしていくスタイルです。

一から全てカスタムする自信がない人には、注文しやすいサイトになっています。

またこのサイトで注文した他ユーザーのデザインも見られるので、組み合わせを参考にできるのも同ブランドが人気の秘密です。

シャツのブランドやデザインにこだわるだけでは、ワイシャツを着こなせません。おしゃれな着こなしをするためには、自分に最適なサイズを選べなければいけません。

本記事で紹介したジャストサイズなシャツを選ぶポイントを参考に、サイズ感も着こなしも自分にぴったりなシャツを手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

ジャケットの着こなしマナーも確認しよう

ワイシャツの着こなし方や選び方をご紹介しました。

スーツ姿をかっこよくするためには、ワイシャツだけではなくジャケットを着こなすことも大切です。

以下では、ジャケットの着こなしマナーをご紹介します。

 

ポイント1.ボタンの閉め方に注意をする

ジャケットを着こなすための1つ目のポイントは、ボタンの閉め方に注意をすることです。

ジャケットを着るときに、ボタンの閉め方がわからなかった人もいるのではないでしょうか。

スーツは2つボタンがあるものと3つボタンがあるものがあります。どちらのスーツを着た場合でも一番下のボタンを外しておくのがマナーとされています。

一番下についているボタンは留めるものではなく、デザインの一部としてついているものだからです。また、スーツを着ていても、座りやすくするように一番下のボタンを外すともいわれています。
 
しかし現在では必ずボタンを外さなければいけないというわけでもありません。

ボタンを外していると、場面によっては自分の与える印象が変わってしまいます。そのため、場に合わせた着用方法をしましょう。

例えば面接等を受ける場合、ボタンが外れているとあまりいい印象を持たれない場合があるので、全て留めることをおすすめします。取引先に行った場合は、立って挨拶をする際はボタンを締めておいて、座るときに外すよう意識しましょう。

ジャケットのボタン事情をもっと知りたい人は、「ボタンは開けるの?実は知らない「スーツのボタンの留め方」を徹底解説」を参考にしてください。

 

ポイント2.室内ではフラップをしまう

ジャケットを着こなすための2つ目のポイントは、室内ではフラップをしまうことです。

「フラップって何?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。フラップとは、スーツのポケットのフタのことをいいます。

スーツについているフラップは、室内ではポケットの中に仕舞うのがマナーとされています。これは本来フラップをつけている目的が、「雨除け・埃除け」のためだからです。

室内では雨も風もないので、閉じておく必要はありません。 そのため、室内ではフラップをしまうようにしましょう。

些細なことですが、見ている人は見ていて、気にする人はやはり気にします。取引先へ行く場合に、フラップを出したままにしていると失礼だと感じる人もいます。

重要なシーンや、取引先への訪問をする際には、フラップをしまうことを意識してみてはいかがでしょうか。

 

スーツにあったベルトの選び方3つのポイント

ジャケット・ワイシャツのおしゃれな着こなしを身に付けたところで、最後にベルトの選び方をご紹介します。

「ベルトは、パンツが落ちてくるものを防ぐためにとりあえず使っている」「どんなベルトでも大して変わらないだろう」と思っている人もいるかもしれませんが、体の中心にあり、思っている以上に目立つ部分です。

トータルでの第一印象を良くするためにも、ぜひベルトにもこだわってみてください。

 

ポイント1.色を靴と合わせる

スーツにあったベルトの選び方の1つ目のポイントは、色を靴と合わせることです。

ベルトの色を、靴の色と同系色をセレクトすると全体的なバランスがとれます。また、派手すぎるベルトを自然と避けられるのでおすすめです。

ベルトの基本の色は、黒か茶色です。また、ベルトは何個か持っておくことをおすすめします。靴と同じ数、もしくは数個多いぐらいがベルトの数の目安です。

所持しているベルトのバリエーションが豊かなら、どんなスーツや靴にも合うベルトをセレクトできます。

靴と色を揃えることはスーツコーデにまとまりをつけるためにも大切なので覚えておきましょう。

 

ポイント2.バックルがシンプルなものを選ぶ

スーツにあったベルトの選び方の2つ目のポイントは、バックルがシンプルなものを選ぶことです。

バックルは四角、もしくはゴテゴテしていないものを選ぶことをおすすめします。

ベルトで一番目立つ部分はバックルのため、バックルで全体の雰囲気が決まります。基本は四角の形のバックルで、ベルトの幅に沿った大きさのものを選びましょう。

大きなものはカジュアル感が出て使いづらいので、幅は3cmくらいまでのベルトがおすすめです。それ以上幅が大きいとパンツのベルトループに通りにくくなり、スーツのすきっとした印象に合いづらくなってしまいます。

細すぎるのも難易度が高いので、初心者は、幅3cmを目安にバックルを購入しましょう。

また、編み込み素材のベルトはビジネスでも使えるので安心してください。ただ、固い雰囲気のところでは編み込み素材のベルトは避けたほうがいいでしょう。

TPOにあわせてベルトも使い分けるようにしてください。

 

ポイント3.1万円程度の価格帯のものを選ぶ

スーツにあったベルトの選び方の3つ目のポイントは、1万円程度の価格帯のものを選ぶことです。

ビジネス用には1万円以上のベルトが無難です。

価格帯はデパート系なら大体1万円くらいのものがずらっと並んでいます。2〜3千円のベルトでも短い間使うことは問題はありませんが、長い間使っていくとツヤが不自然にあるものやビニールっぽく見えるものがあります。また、長い間使用していると、傷みとなってベルトの表面に出てきます。

いい革は使い込むと味が出てくるので、革のベルトをおすすめします。

特に安いベルトと1万円以上のベルトは見た目の質感が違うだけでなく、腰に締めたときの馴染みが違います。安いものほど「点」で締まる感じがありますが、いいものは「円」で締めてくれます。

結果、安いベルトは点で締める分、その部分にシワがいき色ハゲとなり余計にチープな感じになってしまいやすいのです。

長く使うためにも、1万円程度の価格帯のものを選んでみてはいかがでしょうか。

 

ビジネスシーンではマナーを守った着こなしを

本記事のまとめ
  • ワイシャツを着るときは、透けないような下着を選ぶ
  • ジャケットは、ボタンの閉め方に注意する
  • 長く使いたいなら、ベルトは1万円程度のものを買う

本記事では、ワイシャツ・ジャケット・ベルトの基本知識をご紹介しました。

着慣れないスーツを正しく着こなせているのか、ドキドキしている人もいるのではないでしょうか。

本記事を参考に、正しくスーツを着こなせているのか確認してみてください。

 

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