プレゼンは四六時中行われるものではありません。また、あなたが必ず指名されて発表するわけではないので「ここぞ」という時にいかに聴衆の記憶に残るかと言うことになります。面白い方が堅苦しくないので、ふざけているのとは違います。面白くないプレゼンとは、「一方的」「聴衆に意見や感想を求めない」「体験談がない」「実証されていない数字の羅列」「トピックが乏しい」「長すぎる」といったものだと思います。この逆をプレゼンすれば即ち「面白い心に残るプレゼン」と言えるでしょう。
一方的でない参加型にすることで聴衆は自分も聞き入ってしまい他の聴衆の意見や感想に対して賛同、疑問を感じるものです。いきなり指名されて皆の前で言うのですから「ただ答える」と言うより深く掘り下げた意見を言うでしょう。不真面目且つ議題から外れたら恥ずかしい思いになるからです。
人間味のあるもの
論文においても実験データがあるようにビジネスシーンにおいても体験談は大切です。しかも失敗談からこうして窮地を抜け出したという「それ、おっちょこちょいでしょ?」と少し笑いが起きても最後は成功に辿り着くのがストーリー性が効果的なプレゼン力です。
数字を見せること
数字は聴衆にとってとくに敏感です。ただ議題にある数字のプレゼンより、例えば他店、他社、過去のデータの方が比較しつつ自分の会社、部署はどうなのか?将来の数字はどうか?と考えを受け止めるものです。自社の数字をプレゼンの場で言うより「聴衆に考えさせる面白さ」も大切です。
惹き付けられるトピックとは
トピックが乏しいのは一番飽きてしまいます。スポーツ、アイドル、ワールドニュース、映画、音楽の娯楽は会場が思わず耳を傾けてしまいます。身近なことからビジネスに置き換えてプレゼン出来るトピックに日頃から接していないと急には出て来ません。大学のゼミでも人気教授、講師と言うのは言葉が巧みな上に設問が現代の人気トピックであることが挙げられます。毎度お馴染のでは聞き飽きてしまい古さすら感じます。
脳に訴える方法
プロジェクターやプレゼンソフトを使って視覚的効果のあるプレゼンも良いですが、中身が大切です。面白くないプレゼンであれば、それら機材も意味をなしません。ホワイトボードを使うならイラストや記号また自作の手作りプレートのようなものでプレゼンする方が「目に残ります」目から脳に情報が伝達する事ですぐに忘れない、簡単なメモであの時の記憶が甦るものです。
大袈裟でつまらいプレゼンでも、実はよくよく聞くと中身は素晴らしい。ただそれが聴衆に響かない、採用されないのは中身のに面白さ、トピックの欠如で聴衆を引き込めないケースです。選挙演説も候補者は大体同じことを言いますが、トピックが豊富で喋りに抑揚をつけて相手を引きこむパワーを感じるから面白く聞き入ってしまうのです。
チャンスであろうプレゼンも日頃から「聴衆のハートを掴む」という意識を持ち続けていないと面白みに欠ける時間になってしまうものです。
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