プレゼン準備に役立つ必須のツールといえば、パワーポイントですが様々な機能があり多様してしまう人も多いのではないでしょうか。パワーポイントを活用し、視覚的に聴衆を引き込むようなプレゼンテーションを作るには、画像やアニメーション効果も大切ですが、それよりもスライドの色使いや配色が重要になります。パワーポイントの機能や使い方を知っていても、配色が良くないとせっかくのプレゼンも引き立ちません。パワーポイントでプレゼンのスライドを作る前に、基本の配色に着いてのルールを見直しておきましょう。
覚えておきたい配色の基本3つ!
色相
赤や青といったカラーそのもの、暖色系と寒色系の2つに分類されます。
彩度
色の鮮やかさを表し、彩度が高いと鮮やかさが増し、低いと白やグレーといった薄い色に近くなります。
明度
色の明るさ暗さを表し、明度が高ければ輝き度合いが強く、低ければ黒に近い色になります。
パワーポイントのプレゼンをいかに見やすく作れるかは、これらの基本3要素を配色にうまく活かせるかどうかにかかってきます。ちなみにビジネスのプレゼンでは、寒色系の配色が好まれる傾向にあります。寒色系の方が全体的にスッキリと見やすいからなのですが、食品関係のプレゼンなどには暖色系の方が適していることもありますので、状況によって使い分けるようにしましょう。
配色のバランスはメイクに似ている?
女性のメイクはベースのファンデーション、チークやアイシャドウで部分メイクを強調し、マスカラや口紅などでアクセントをつけます。プレゼンの配色も同様で、基本は以下の3色、割合は7:2:1と覚えておきましょう。
ベースカラー
背景に使われる色で、だいたい白が多く使われます。
メインカラー
要点やサブタイトルなど大切な項目部分に使う色です。
アクセントカラー
注目を集めたい部分、ココを特に意識させて見せたい!という部分に使うカラーです。
色の事についてはよくわからないという人でも、女性をイメージすればプレゼンの配色比率もイメージできるはずです。見やすい配色にするためには、ごちゃごちゃと色を多用しないことが基本です。また余白部分が十分にあると、全体的にプレゼンが見やすくなります。
見やすい配色はコントラストで決まる
白い背景には黒い文字、といったように対極にある色を使うと文字が目立ちます。例えば、囲いの項目に使う背景が薄くて淡い水色=彩度の低い色だとすれば、文字に使う色は彩度の低い色=濃いグレーや、明度の低い色=黒などがマッチします。逆に背景が紺色のような彩度や明度が低い色ならば、文字は白などの無彩色が見やすくなります。
このように、背景色と文字のコントラストを組み合わせる事で視覚的に見やすい配色が作れます。また、いくらプレゼンを引き立たせたいからといって赤や黄といった原色を使うことは避けましょう。原色はキツイ印象を与えると共に、見ている聴衆の目を疲れさせる色でもあるからです。
パワーポイントでプレゼンを作る場合は、まず配色の基本やそれぞれに使うカラーの比率、そしてコントラストを組み合わせるといった各ポイントを意識してみて下さい。シンプルな配色でも十分見やすいプレゼンに変化しているはずです。
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