今、営業職においての女性の持つ強みに注目が集まっています。女性営業職には、男性営業職にはない強みがいくつもあるのです。その強みを武器に、これから先、女性が営業市場に進出する割合が増えていくだろうと予想されています。ここでは、女性営業職が持つ強みについてお話していきたいと思います。女性営業職を増やそうかと検討している企業も必見な内容です。
女性営業職がもつ強みとは?
女性営業職が持つ強みとはどのようなものでしょうか?見ていきましょう。
男性よりも消費者目線を持っている
以下の表を見てください。
(出典: 内閣府男女共同参画局)
表からわかるように、家族で共有するものの購入の意思決定においては女性が8割、日常的な買い物についての決定においては女性が9割以上の決定権を持っています(夫婦2人で決定する場合も含める)。消費者市場において女性が占める割合はこれだけ大きいのです。そのため、営業においても、女性がもつ消費者の目を生かした提案ができるという強みがあります。
消費者目線を理解しているからこその細かい部分のサービスや気配りができる
消費者目線を理解している女性は、男性よりもより細かなサービスや気配りにまで目が行き届きます。そのため、顧客に向けたサービスなども細かな部分まで行き届いた提案ができるのです。
細かな家計の計算などもしている分慎重に選ぶ、という目線
さらに、女性は家計の管理をしている場合が多く、普段の買い物の際にも慎重に商品を選びます。その目線が営業に生かされ、顧客の商品に対する慎重さも理解した上で提案を行うことができるのです。
女性ならではの視野の広さ、様々な面からのアプローチ
女性と男性の脳の違いとして、女性は一度にたくさんのことを同時進行で考える(気を配る)ことができる、という点があげられます。家庭の母親を想像してみましょう。夕方、何品もの晩御飯を同時進行で作りながら、携帯が鳴ったら電話に出て、話しながらリビングで遊んでいる子どもに危険が及ばないか常に目を配っている、という状況が容易に想像できるかと思います。
このように女性は、同時進行でたくさんのことを考えながら気配り目配りができる、という脳を持っています。これを営業に当てはめてみましょう。例えば、その日一日で回らなければならない顧客が10人います、その営業ウーマンは移動しながらそれぞれの顧客に合ったプランを頭の中で整理していくことができるのです。これは女性ならではの営業職の強みと言えます。
女性は精神的にも強い
女性は精神的な強さも持っています。特に、子どもを産んでから職場復帰した女性などは、子育てと仕事の2つを背負い、仕事ができる時間も一日のうちに限られています。独身時代のように仕事が終わらず夜遅くまで残業ができる、という状況にありません。そのような女性こそ、限られた時間の中で最高のパフォーマンス(営業)をしなければならない、という精神的強さを持っています。
さらに、働きながら子どもを育てている環境のため仕事も簡単に辞めません。今の社会では、子持ちの女性こそ、辞めたら次に就職できるかどうかもわからないという状況もあります。そんな精神的強さを持ち合わせた女性営業が、企業の力になることは間違いありません。
おわりに
営業市場で女性営業職の占める割合は2割と言われています。しかし昨今、上記のような女性営業職の強みに注目が集まり、営業職における女性の割合を増やそうと試みる企業も増えてきています。これから先活躍するであろう女性営業職は、今注目すべきと言えます。
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