皆様の多くが今後の自身の出世の為、もしくは部下を一人前にするためと言う理由を持って部下の育成に励んでいると思います。しかし、なかなか自身の思うように成長しないのが人間です。特に仕事がどのように進んでいるのか、もしくはお客様を怒らせてしまった等のクレームの報告が無い等、報告が異様に少なく感じています。私も部下を育てて行って感じていることは報告こそ重要視しなければならないポイントだと言う事です。では、報告を重要視することで部下は本当に成長するのか。
新入社員であれば細かいことでも報告させる
皆様の所にも4月に入社してきた新入社員がいらっしゃると思います。その方々はまだ仕事の仕組みでしたりマナー等、理解できていない部分が大いにございます。新入社員がもし皆様の所にやってきましたら必ず細かいことでも良いから報告してねと言いましょう。細かいと言うことは、例えば仕事のことでも良いですし現状の報告等々何でも良いと言う事です。私も新入社員を育てていた時にこのことを言わなかったばかりに、いつもよくしてもらっているお客様から怒られてしまったことがあります。その原因がお客様先に行ってきた新入社員にお願いしていたことがあるのにいつになったら来るんだと言う事です。私はすぐに新入社員と共に訪問して謝罪をして難を逃れました。
このような一件ががあってから私は新入社員に対して細かいことでも言いから報告してくれと言うように指導致しました。すると最初は何でこんなことまで報告するのかと鬱陶しく感じましたが、報告してくれるおかげで適切なアドバイスもできますし、何よりクレームが少なくなっていきました。すると自然と新入社員もやり方やお客様に対してこうした方が良いと言ったような方法を理解していき、最終的には1人で問題なく案件を片付けることができる社員へと成長しました。
ある程度会社に在籍している部下に対して報告を行わせる重要性
ある程度の期間、例えば入社して3年から5年も経てば報告は成果の報告ぐらいで特にこれと言った指導をしなくともよいだろうと考えがちですが、決してそのようなことはございません。ある程度会社に在籍している部下にも報告の重要性がございます。私はあるお客様と契約を結びたいと言った時には必ず報告するように言っています。何故かと申し上げますと、契約を優位に進める為に手伝ってもらえる専門スタッフを同行させることもするためです。皆様も家電量販店で何らかの商品の説明を受ける際に表面的な説明を受けるよりも、メーカーから派遣されてきた専門スタッフから説明を受けて家電を購入した方が安心感があるかと思います。それと同じ原理で、私は契約をスムーズに行かせる為に何かしら協力できるスタッフはいないか、または戦略はどのように立てていくか等を検討します。
そのように契約前に報告することによって、部下が契約を取りやすくすることもできますし、部下も専門スタッフと共に話を聞けますので専門知識の向上につながります。そのため、皆様もある程度会社に在籍しているからと言って報告の指導をしなくても良いのでなく、必ず報告させるように指導しましょう。
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