ストレスが原因で、体が思うように動いてくれない人や、仕事が辛い人もいるのではないでしょうか。
本記事では、上司に休職をしたい旨を伝える方法をご説明します。
上司にメールでアポイントをとる方法や、メールでの休職を望む旨の書き方を例文でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- まずは診断書をもらいに行こう
- 休職を伝える際のマナー
- 休職が次の仕事に及ぼす影響とは
ストレスが原因で休職したい場合はまずは診断書をもらおう
ストレスが原因で体に不調が起きている場合は、まずは病院に診断書をもらいに行きましょう。
ストレスが原因の病気の場合は、精神科や心療内科などを利用することがおすすめです。
自分の病気に適した病院を選び、現在の体の状況や薬を飲むか否かなどについてアドバイスをもらい、診断書をもらいます。
「診断書をもらうのは大げさかも……」と思われるかもしれませんが、他の人に心の状態は見えないため、専門家に判断してもらった結果があることは、上司に説明する際に大きな判断材料になります。
診断書をもらったら、次に上司にどのように説明するのかを考えましょう。
上司に伝えるべきことは、「なぜストレスが溜まってしまったのか」が大切になります。
ストレスが溜まってしまう原因はひとつではないことがほとんどですが、ある程度自分で特定してみてください。
例えば仕事上関わり合う人達との人間関係、仕事の量の多さ、残業の多さや休養時間が少ない、プライベートでの問題などが挙げられます。
明確な原因がわからなければ、何が少しでも嫌だったのかを、紙に書いてみましょう。明確な原因がなくても、一つひとつの積み重ねで、苦しくなってしまうことはよくあります。
ストレスの原因を上司に伝えた上で、病院での診察結果を報告することで、病気に対する説得力がより一層高まります。
上司に休職を伝える場合は、直接がマナー
一般的には、上司に求職を伝える際は、直接伝えることがマナーです。
直接会って話をする方が相手に真剣さが伝わりますし、事の重要さも伝わります。
メールでは、相手がマナー違反であることを不快に感じる場合もあります。そのため、会社に行って、上司と話すことが精神的に辛くないのであれば、上司と直接面談することをおすすめします。
上司と直接面談をする場合は、事前にメールで上司に話があることを伝えアポイントを取っておきましょう。
先にメールでアポイントメントを取ることで、無駄に会社に行くことを避けられ、上司も大事な話を聞く心の準備ができます。
ストレスの原因が上司にある場合は、直接上司に休職の話を持ち出すことは難しいでしょう。
ストレスの原因が上司にある場合は、その上司以外の重要な立場に立つ別の上司のアポイントを取りましょう。
上司とのミーティングでは、ストレスの理由や病気の重大さを告げ、休職をしたい旨を伝えましょう。
最終的に、ストレスの原因である上司を相手に理由を説明しなくてはならなくなった場合は、相手のひんしゅくを買わないように、休職したい旨を伝えましょう。
上司に話をする時間を取ってもらいたい場合はメールでアポを取ろう
直接上司と話しをする際には、以下のようなメールを送りアポイントを取りましょう。
- ◯◯さん
お疲れさまです。
相談させていただきたいことがあり、来週お手すきの際に30分程度お時間をいただくことは可能でしょうか。
ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
上司が原因で休職したい場合は、上司よりも上の立場の人にアポを取ろう
直属の上司以外の上司にアポイントを取る場合、「ストレスの原因になっている直属の上司には伝えてほしくない」というケースもあるでしょう。
相手も大人ですから、わざわざ伝えることは少ないですが、共有カレンダーへの書き込みや何らかの拍子に伝わってしまうこともあります。
一言だけ秘密にしておいて欲しいことを伝えると安心です。
- ◯◯さん
お疲れさまです。
相談させていただきたいことがあり、来週お手すきの際に30分程度お時間をいただくことは可能でしょうか。
大変恐縮ですが、(直属の上司)さんには、内密にお願いできますと幸いです。
お忙しいところ申し訳ございませんが、ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
どうしても直接話せない場合は断りを入れてメールで伝えることも検討しよう
「直接会って話すのが重要なことはわかっているけれど、どうしても面と向かっては話せそうにない」という場合は、メールで伝えるしかありません。
以下のような書き出しで、休職したい理由を伝えましょう。
- ◯◯さん
お疲れさまです。直接お話させていただきたかったのですが、どうしても面と向かって申し上げにくくメールにて失礼いたします。
次のキャリアに影響する?休職する前に知っておきたいこと
心を休める期間である休職であっても、長期間の休職は、転職する際に不利になる恐れがあります。
休職歴を隠しながら転職活動することも可能ですが、内定後に提出する源泉徴収票で自分から申し出た年収額と差分があると「収入がない期間があった」ということが結果的にわかってしまいます。
休職するには、それなりのリスクが伴うということは、念の為把握しておくといいでしょう。
しかし、大切にするべきなのは「今」の自分です。将来の自分を作るのは、今の自分です。今が辛いのであれば休んで、未来のための力を蓄えることも大切です。
しっかり考えた上で、休職するべきか否かを決めてください。
ストレスが原因で休職する前にできる対処法を試してみよう
- ストレスが原因で休みたい場合は「診断書」を取ろう
- メールで大事な話をしたい旨を伝える
- 休職にはリスクがある
本記事では、ストレスで休職をしたい際の伝え方をご紹介しました。
休職には多少のリスクが伴うことは事実ですが、休職をすることで心や体の休息や新しいことへの勉強時間など得られることも多いものです。
自分にとってどうするのがいいのかよく考えてから、休職するかしないのかを決めてみてはいかがでしょうか。
【関連記事】
「仕事辞めたい!」6つの理由と原因別の対処法&後悔のない転職をするコツ
慣れない環境や煩わしい人間関係に嫌気がさし、「もう仕事嫌だな……」「仕事を辞めたくなってきた」と思った経験があるビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。 とはいえ、突発的に仕...
職場の上司との関係でストレスが溜まった際の8つの対策方法
職場の上司との関係がうまく行かず、ストレスが溜まっている人も多いのではないでしょうか。 毎日顔を合わせる上司との関係がうまく行かないとストレスに感じてしまうのも無理はありません。 ...
何だかとにかく腹が立つ!「イライラ」の5つの解消方法を紹介します
一度イラッとしてしまうと、なかなかイライラを払拭できない人も多いのではないでしょうか。 本記事では、イライラする原因と理由やイライラを解消する方法をご紹介します。 自分の気持ちを上手...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう