職場で仕事量の多さや、自分の力量ではどうにもならいない仕事を抱えて、ストレスになっている人というのは、たくさんいます。しかし、そのままの状態でいては企業にとっても、自分自身の精神と体の健康にとって、良いことがないばかりか、致命的な悪影響になります。会社内で抱えている悩みやストレスは上司に相談したほうが、双方にとって、よい結果をもたらす事が多いので、プライドや、気の弱さをすて、事態を改善するために、思い切って、自分のストレスは上司に相談するのが得策です。
抱えているストレスは早期に上司に相談すべき
上司に自分が抱えているストレスを相談する時期ですが、これはなるべくなら早いほうが良いとされています。なぜなら、切羽詰ってから、上司に相談すると、もっと早くに相談していれば打つ事ができた手もあったのに、すでにどんな手も使えないという手遅れの事態になっている可能性があるからです。切羽詰ってから、なんの手の施しようがないという状況では、全てをあなたの能力のなさに起因すると取られてしまうという恐れもあります。
早期に上司によって問題のある事柄について、何らかの手を打ってもらえれば、あなたの失敗にはならないはずです。つまり、あなたが持っている能力での仕事量や質のキャパシティが80%までいったとしたら、上司に相談すればいいのです。自分の能力のキャパシティ100%までいってしまうと、後がない、切羽詰った状況であるということを覚えておくといいでしょう。
上司に上手くストレスがあることを伝える方法
自分が仕事上で抱えているストレスを上司にせっかく、相談したのに、その事柄を解決してもらえないという事もあります。そうならないためにも、上司に自分のストレスの相談を受け入れてもらう方法を挙げていきます。まず、相談する上司ですが、普段から、あまり関わりのない、気難しそうなタイプは選ばないほうが得策です。
逆にいうと、普段からの上司とのコミュニケーションの取り方や、人間関係が非常に大切であるとも言えます。会社内の上司と部下であっても、人間の心理というものは普段の生活となんら変わりありません。人間は自分の気に入っている人、大切だと思う人には、何かしてあげたくなるものです。ストレスを抱えているときに、上司にそのストレスを軽減してもらうために、普段から、上司とは、心のこもった会話を心がける、相手に気を遣い、喜んでもらおうとする、心遣いを示すなど、上司と良好な人間関係を結んでおきましょう。
上司に相談する際のテクニック
上司にストレスを相談する際の会話にも、よい結果を産むためのテクニックがあります。まず、自分を主語にして話します。「私は」とスタートすることで、自分の気持ちが伝えやすくなります。そして、肯定的な言い方をするように心がけましょう。つまり、「何々がだめ」とか「無理である」という言い方ではなくて、「このようにするとうまく行くと思います。」などの肯定的な言い方が良いのです。否定的に事柄を表現するよりも、肯定的ななほうが、相手も受け取りやすいからです。
そして、「すべき」というような強い表現はしないで、「してほしい」というようなお願いの表現を出すことも得策です。やわらかい表現で言いたいことを伝えたほうが協力してもらえる事が多いのです。ストレスの上手な伝え方は、攻撃的にならずに、否定的な表現を使わず、相手を思いやり、尊敬の念をこめて話すのが最良のやり方であると言えます。
ストレスで心を壊してしまう前に“転職”を考えてみる
ストレスを放置していると“手遅れ”になることも……
注意力散漫・倦怠感などといった身体からのSOSが出ている場合、気づかぬ内に多くのストレスを溜め込んでいるかもしれない。
ストレスが限界まで溜まってしまうと、いずれ「うつ病」「自律神経失調症」「胃がん」などの病に罹ってしまうこともある。
そのため、少しでも思考が働くうちに“転職活動”を始めてみることをオススメしたい。
転職活動を行うエネルギーが残っていない、転職をすることへの自信を喪失してしまう、長期間の休職によってキャリアに傷がつく……など、ストレスを放置することは、人生・キャリアにおいて非常にリスキーなことなのだ。
ストレスが限界値を突破する前に、まずは転職エージェントに自分のキャリアについて相談してみよう。
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