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プレゼンの構成で「課題」を入れるべきタイミングとは?

ichiba hideki

2014/01/21(最終更新日:2014/01/21)


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 新製品や新サービスの紹介、各種のセミナーやコンペ案件など今日の企業活動や営業活動でプレゼンテーションが活用されるケースは多くなってきました。そのプレゼンの出来や効果次第で大型の案件の受注や製品やサービスの売れ行きも左右しかねないだけに、構成案を考えるのもひと苦労といった方もおいでかも知れません。ここでは特に様々な類型のあるプレゼンの中でも、「課題・解決型」のものを例にとって構成を考えてみたいと思います。

プレゼンの構成の基本

 多くのプレゼンに共通して言える構造と構成案は次のようなものになると思います。「冒頭での概要説明(ツカミ)」「本題」「まとめ」です。非常に単純化していますが、この構造を踏まえる事でプレゼン内で伝えたい事はしっかりと伝えられるはずです。

 「本題」はもちろんそのプレゼンでなにを伝えたいかの中核になります。製品の説明であったり、サービスの内容、あるいはコンペ案件ならいかに自社が当の案件を遂行するにあたり、万全の体制を持っており、しっかりと価値を生み出せるか、費用対効果が高いかなどを存分にアピールする事になります。また冒頭での概要説明では、アジェンダなどプレゼン全体で伝える内容の概観を聴衆に理解してもらうと共に趣向をこらして聞く側を一気にプレゼンの世界に引き込まなければなりません。

 そして「まとめ」では本当に伝えたい事のポイントを再び述べます。こうしてプレゼンの中核を重ねて伝える事によって印象をより一層深めることができるのです。

プレゼンの構成を考えるときに、”課題”はどこに入れるべきか

 そうしたプレゼンの基本線をふまえつつ、課題とその解決はどこに入れたらいいでしょうか。これは「本題」がもっとも常道だと思います。特になんらかのソリューションやサービスを提供する際はそのソリューションなどがいかに既存の課題を解決し得るかに価値があると言えるからです。むしろソリューションやサービスそのものとも言っていいのではないでしょうか。

 従って本題においてその部分を分かりやすく、かつ印象に残る形で解説して行く事になります。また少し外す方向性としては、冒頭にいきなり「課題」をぶつけるやり方もあり得るかも知れません。まず大きくスライドや配布資料で立ちはだかる課題を前面に押し出し、これをいかに解決するかを聴衆にも一緒に考えてもらう中で「ツカミ」を行い、一気にプレゼンの世界に引き込むというのも構成としてはドラマティックかも知れません。


 どれだけ素晴らしい解決策を提案しても課題をはっきり理解させなければ上手く伝えることが出来ません。しっかり流れを理解し、自分なりの得意の型などを見つけるとよりよいプレゼンが出来るはずです。

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