部下の中には、何も言わなくてもばりばり仕事をこなす人と、いちいち指導をしないと仕事ができない人がいます。しかし、上司にとってはどちらにせよなるべく早い段階で仕事を覚えて欲しいので、少しくらい時間がかかる部下でも指導はします。
しかし一番手を焼くのが、一向に仕事を覚えない部下です。いくら教えてもできない部下に対しては、どのように接したら良いのでしょうか。
責任を避けている場合がある
なかなか仕事を覚えない部下は、覚えないのではなく「覚えようとしていない」のかもしれません。もしそうだったとしたら、その部下は仕事に対する責任を負うこと避けている可能性があります。
いつまでも上司の言いなりで動いている人は、責任がない状態に甘んじてしまいます。なぜなら、そっちのほうが居心地が良いからです。しかし、しごとではそんなことを言ってられませんよね。
そんな部下に対して責任感を持たせて仕事させるためには、部下に責任を持たせるような質問を投げかけることです。
「もし君が〜ならどうする?」
その質問とは、「もし君が上司だったら、その仕事を部下に対してどんな指示を出す?」という風な内容の質問です。もし〜ならという言葉を投げることによって、部下は自分の状態を客観的に見つめなおすことが出来ます。
責任を放棄している場合は大抵自分自身のことが正確に見えていない状態なので、自分を客観視させるような機会をつくてあげることで責任感を自然に持たせることが出来ます。
そのため、部下の話をきちんと聴くということが重要になってきます。何でもかんでも自分だけのものさしで測らずに、照らしあわせて一緒に考えてあげるという姿勢も、良い上司になるためには大切です。
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