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ビジネスシーンにおける名刺の裏に関するマナー&名刺裏のデザインはどうする?

椿龍之介

2018/02/16(最終更新日:2020/08/24)


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ビジネスシーンにおいて欠かせない「名刺」。その表面には会社名や所属部署、名前といった基本的な情報が書かれています。

一方、「名刺の裏面」にはどのような内容が書かれてあるのでしょうか。

シンプルな企業の名刺であれば無地。一般的な名刺裏面のデザインである会社のロゴ。フリーランスに多い経歴や特技の羅列など……名刺裏のデザインは多種多様です。

今回は、そんな名刺の裏のデザインやマナーについて紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • 名刺の裏面に関するマナー
  • 名刺の裏に書くべき情報

名刺の裏に関するマナー

名刺を作成するときには「名刺の裏側には何を書いたらいいんだろう」と悩む人も多いのではないでしょうか。

また、たくさんの人と名刺交換をして名刺の裏のデザインが会社によって違うことを疑問に思ったことがある人もいるでしょう。

通常、名刺の表面は「会社名」「名前」「住所」「電話番号」「メールアドレス」などの基本情報が載っていますが、名刺の裏側は人によって内容が異なります。

今回は、そんな名刺の裏面について知っておきたい基礎知識を紹介します。

名刺交換後に「名刺の裏」を見るのはアリ?ナシ?

名刺交換をした後に名刺を裏返して裏のデザインを見る行為を、なんとなく失礼なもののように感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし、名刺の裏を見る行為は決してマナー違反ではありません。

もしもユニークな裏面デザインだったり、こだわりを感じるようなポイントがある裏面だったりした場合、名刺の裏から会話の種が見つかるかもしれません。

丁寧に名刺交換を行いたいというビジネスパーソンは「裏を見てもよろしいでしょうか?」「裏面を拝見します」などと一言断りを入れるといいでしょう。

名刺交換の場では名刺の裏側をメモ代わりにしない

名刺の裏がシンプルなデザインだった場合でも、名刺交換した場で名刺の裏側をメモとして使用するのは言語道断です。

当たり前のことですが、会った日付や場所、会った人の第一印象などを名刺に書き残すならば帰社・帰宅後に行うようにしましょう。

海外では、名刺はただの紙だと認識されており、交換した名刺にメモを取ることもあります。そのため、海外の人の場合、名刺に書き込みをする人もいる可能性も。

しかし、日本人相手の場合、海外の人でも日本で名刺交換をした場合は日本のビジネスマナーで対応するのが吉。「人前では名刺にメモをしない、書き込まない」と覚えておきましょう。

名刺の裏に書くべき情報とは?

フリーランスで働く人や名刺にこだわりがある人は、自分で名刺を作る場合もあるでしょう。

名刺を作るとき、名刺の裏に何を書けばいいのか悩みますよね。

次は、名刺の裏に書くべき情報を詳しくご説明します。

経歴や資格などのプロフィール詳細

名刺の裏に書くべきことの1つ目は、経歴や資格などのプロフィールです。

名刺とは、自分のことをよく知らない相手に渡すものです。

名刺の裏に経歴や資格を書くと、話のネタになったり、相手に自分のことを知ってもらうきっかけになったりします。

例えば、同じ大学を卒業していることがわかると、それだけで親近感が湧き、仕事がしやすくなります。

また、仕事に関係する資格を持っていることをアピールできると、信頼されやすくなるでしょう。

事業内容やWebサイトへのQRコードなどを入れる

名刺の裏に書くべきことの2つ目は、自分の関わっている事業内容やWebサイトのQRコードなどです。

特に複数の事業を行っている場合は、口ですべて説明することは難しいことも。

名刺に事業内容を書いておくと、名刺を渡すだけで、内容を把握してもらえます。

また、昔はQRコードがなかったために、Webサイトのアドレスを書いていた名刺が多くありました。

しかし、サイトのアドレスを書くと、相手にアドレスを打ち込まなければいけない手間を与えてしまいます。

アドレスから簡単にQRコードを作り出せる現代では、QRコードを名刺に載せることがおすすめです。

英語をはじめとする外国語表記

名刺の裏に書くべきことの3つ目は、名前や会社名などを外国語表記したものです。

グローバルな会社や職業の場合、仕事の相手が日本人でない場合も多いのではないでしょうか。

相手が日本語を勉強していたとしても、慣れている言葉で書かれている名刺だと相手に好印象を与えれます。

言語を選ぶときは、安直に英語にするのではなく、取引先をよく考えてから決めましょう。

例えば、中国にある会社とよく取引をする場合は、中国語がおすすめです。

取引相手の母国語を選ぶことで、相手を喜ばせることができ、気配りができる印象を与えます。

メモ欄を作ってメッセージを書き込む

名刺の裏に書くべきことの4つ目は、メモ欄を作って、メッセージを書き込むことです。

相手だけに向けたメッセージを書くことで、真摯に相手と向き合っている印象を与えれます。

また、手書きの言葉によって、ただの名刺が相手への特別な手紙になります。

手書きの文字が失われつつある現代では、相手に物珍しさを感じさせることもできるでしょう。

フリーランスの名刺裏面には「人柄」が出る内容を盛り込む

名刺の裏に書くべきことの5つ目は、人柄がわかるような内容を書くことです。

フリーランスで働く人が案件や仕事を獲得するためには、「個性」が重要です。

名刺交換の際にどんな人柄であるのかを覚えてもらったほうが、案件を紹介してもらえる確率が高くなります。

新しい仕事を得るためにも、名刺裏面には「趣味や特技」といった個人的な事柄を書くことがおすすめです。

しかし、仕事に関係のない部分が増えすぎると、相手に悪い印象を与える可能性があります。個人的な事柄を書く際は、短く簡潔にまとめしょう。

上記で紹介した5つの書くべきことをすべて書くと、名刺の裏がごちゃごちゃになってしまいます。情報量が多すぎる裏面デザインはNGです。

名刺の裏に隙間がないほど情報があると、相手は読む気をなくしてしまいます。

どの情報を乗せると、相手に自分のことを知ってもらえ、仕事がしやすくなるのかを考えて名刺の裏に載せることを選びましょう。

名刺を作成する際には裏面にもこだわろう

本記事のまとめ
  • 名刺交換の場では名刺の裏側をメモ代わりにしない
  • 名刺の裏には、経歴や資格、人柄など自分をアピールできるものを書く
  • メモ欄を作って、手書きのメッセージを書き込む

名刺の裏に関するビジネスマナーを紹介してきました。

名刺の裏を見るのはマナー違反ではありませんが、相手がいる前で名刺の裏にメモを書かないようにしましょう。

また、名刺を作る際は、名刺の裏に一工夫することがポイントです。

本記事で紹介したように、経歴や、資格、手書きのメッセージなどで相手に自分のことを知ってもらいましょう。

ぜひ、正しい名刺の裏面マナーや、フリーランスの名刺裏面デザインなど参考にしてください。

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