失敗したプレゼンの多くは「起承転結」がきちんと組まれていないことがほとんどだ。どんなに内容を作り込んでも、「起承転結」が組まれていないと聞き手に内容が伝わりきらない。
そこで今回は、プレゼンの基本である「起承転結」と「起承転結」にならったプレゼン構成の具体例を紹介したい。
「起承転結」を組んで、聴衆にプレゼン内容をきちんと理解してもらおう。
プレゼンにおける「起承転結」とは?
本記事のまとめ
- プレゼンの起承転結は、課題から結論までの流れを作るのに重要な構造
プレゼンにおける「起承転結」は、それぞれ以下のような内容となる。
プレゼンにおける「起承転結」の内容
- 「起」:プレゼンのテーマ/結論の提示
- 「承」:テーマの深化/課題の詳細など
- 「転」:課題の解決策の提案/聞き手側の不安の解消
- 「結」:結論の再提示
「起承転結」にならったプレゼンの具体例
上記のような「起承転結」の内容を、正しく組み立てるためにも具体例をチェックしていこう。
2007年1月9日にiPhoneを世界に初公開した、スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンを例に「起承転結」にならったプレゼンの具体例を紹介したい。
それでは、スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンにおける「起承転結」の概要をチェックしていこう。
【起承転結の例文】「起」:新商品iPhoneの提示(結論の提示)
タッチ操作ipad、革命的携帯電話、画期的ネット通信機器。
この3つが一体となったものがiPhoneである。
【起承転結の例文】「承」:iPhoneの位置づけの詳細の説明(テーマの深化)
これまでの携帯電話は簡単だけれどつまらない、スマートフォンは楽しいけれど難しい。
そこで今回我々が開発したのは、楽しくて簡単なもの。
それがiPhoneなのである。
【起承転結の例文】「転」:聴衆が抱くiPhoneの操作に関する不安の解消(聞き手の不安の解消)
スマートフォンのややこしいボタン操作をなくして、画面だけにした。使うのはあなたの指だけでよいのである。
そしてミスタッチなどにも反応しない仕様にした。
【起承転結の例文】「結」:iPhoneの操作性や機能性を再提示(結論の再提示)
タッチ操作、革命的携帯電話、画期的ネット通信機器。
この3つが一体となったものがiPhoneであるのだ。
※上記動画は途中で終わっているが、最後にスティーブ・ジョブズ氏は結論を上記のように再提示して、プレゼンを締めくくっている。
世界中のどんな素晴らしいプレゼンにも「起承転結」は組み込まれているもの。
スマートフォン普及の引き金となった“iPhone”を初めて発表した、歴史的なプレゼンテーションにも「起承転結」はきちんと組み込まれているのだ。
「起承転結」がきちんとしているからこそ、聞き手にプレゼン内容を伝えることができる。
本記事でプレゼンの基本である「起承転結」の構造をしっかりと理解したら、ぜひプレゼン作成に活用してみてほしい。
きっとあなたのプレゼンの成功率もグンと上がるはずだ。
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