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【社会人として知っておきたい「餞別」の5つの基礎知識【基本は現金?】

U-NOTE編集部

2018/08/29(最終更新日:2020/10/30)


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転職や退職をする人に対して送られる「餞別」。餞別とは、プレゼントを渡すのか、お金を渡すのか悩む人も多いのではないでしょうか。

本記事では、餞別を渡すときに知っておきたい基礎知識や、おすすめの餞別などをご紹介します。

これから餞別を用意しようとしている人は、ぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • そもそも「餞別」の意味とは?
  • 餞別に関する5つの基礎知識
  • 【金額別】餞別におすすめのプレゼント

 

そもそも「餞別」の意味とは?

日常生活ではあまり使われない「餞別(せんべつ)」という言葉。言葉の意味や成り立ちを知っている人は少ないのではないでしょうか。

餞別は、これまでお世話になった人が退職や転職、転勤をする際に贈るプレゼントのことです。

直属の上司の定年退職、お世話になった先輩、ともに苦労を味わってきた同僚の転職や転勤などの際は、餞別を贈り、今までの付き合いに対する感謝の気持ちを表しましょう。

餞別の「餞」は「はなむけ」とも読む漢字です。

遠くへ旅立つ人の馬の鼻を、旅の安全を願って、旅人の行き先に向けて見送った慣習(うまのはなむけ)が餞別の成り立ちです。

旅の安全を祈るために行われた慣習は、今では退職者の成功を祈願するものとして世に浸透しています。

お世話になった人が気持ちよく次のステージに向かえるように、本記事を参考に餞別の基本知識を覚えてみてはいかがでしょうか。

 

餞別に関する5つの基礎知識

餞別は、これからの成功を祈る思いが込められていることをご紹介しました。

以下では、お世話になった先輩や上司に送る気持ちのこもった餞別を選ぶ際の基本的な知識をご紹介します。

これから餞別を選ぶ人はぜひ参考にしてください。

 

基本知識1.定番は「新札の現金」、プレゼントでもOK

餞別に関する1つ目の基礎知識は、餞別の定番は「新札の現金」であることです。

定年退職や転勤、転職など餞別を贈る状況は多々あります。

「現金を渡すことは失礼にならないのかな……」と不安な人もいらっしゃるかもしれませんが、餞別として現金を送ることは一般的でなので、心配しなくても大丈夫です。

また、お金を送る際は、「新札」を準備しましょう。はなむけとして送るお札が、がちぎれていたりボロボロだと、いい印象ではありません。

新札は、銀行の窓口で用意してもらえます。時間を見つけて、新札を準備するようにしてください。

また、餞別として渡すものは、現金が定番ではありますが、プレゼントを渡してももちろん問題ありません。プレゼントは、実用的なものや相手の欲しい物を贈ると喜ばれます。

 

基本知識2.餞別の相場は1万円以内

餞別に関する2つ目の基礎知識は、餞別の相場は1万円以内であることです。

餞別を贈る際に餞別の値段に悩む人も多いのではないでしょうか。

餞別の額に悩んでいる人に参考になるのが餞別の「相場」です。

会社内の場合、同僚への餞別は3,000〜5,000円、上司から部下への餞別は5,000〜10,000円が相場です。

餞別を受け取った側は、もらった相手へのお返しをしないので、受け取る人も餞別の品の額が大きすぎると気が引けてしまうことが考えられます。

餞別の上限額は、1万円程度と考え、一緒に送る人の人数に合わせてコントロールするようにしてください。

 

基本知識3.封筒・のし袋は「紅白の蝶結びの水引き」が基本

餞別に関する3つ目の基礎知識は、基本的に封筒・のし袋は「紅白の蝶結びの水引き」を使うことです。

転職や退職の際はもちろん、「餞別」の品を贈るシーンでは「紅白の蝶結びの水引き」がついたのし袋を用いるのが一般的です。

のし袋がない場合には「白い封筒」を代用しましょう。

ただし、結婚が理由で退職する場合には「紅白の結び切りの水引き」がついたのし袋が適切です。同僚や先輩が寿退社する際には気をつけておきましょう。

結び切りは、一度結んだら解けない結び方です。結婚やお葬式などの一度きりでいいイベントでは、結び切りの水切りを使うことを覚えておくことをおすすめします。

 

基本知識4.「餞別」の書き方に注意をする

餞別に関する4つ目の基礎知識は、「餞別」の書き方に注意をすることです。

個人の名前で目上の人に餞別を贈る際に、「お餞別」と書いて贈るのはマナー違反です。

個人の名前で目上の人に贈る場合は「おはなむけ」と書くのが最適です。

以下では、餞別を贈る際の餞別の書き方をご紹介します。プレゼントを送る際はぜひ参考にしてください。

【餞別を贈る人別】餞別の書き方

  • 定年退職をする人:「お礼」「御退職御祝い
  • 退職、転職をする人:「御餞別」「おはなむけ」「御礼」
  • 転勤、異動をする人:「御餞別」「御礼」「おはなむけ」

 

基本知識5.餞別のお返しは必要ない

餞別に関する5つ目の基礎知識は、餞別のお返しはする必要がないことです。

何かのお祝いで金銭や粗品をもらったときには、もらった金額相応のものをお返しすることが一般的なマナーです。

しかし、餞別の場合は、贈り主が上司であってもお返しをする必要はありません。

お返しをしない代わりに、後ほどお礼状やお礼メールを送るといいでしょう。

「餞別の品へのお礼」「自分の進退について」「お世話になった会社の繁栄を祈る言葉」などをお礼状に記すのが一般的です。

 

【金額別】餞別におすすめのプレゼント

いざ、餞別用のギフトを見に行っても、どんなアイテムが餞別のギフトとして最適なのかわからないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

以下では、3,000円、5,000円、10,000円の値段別におすすめの餞別ギフトをご紹介します。

お金ではなく心のこもったギフトを贈りたいという人はぜひ参考にしてください。

 

【3,000円台】ルームディフューザー

【転勤・退職時の餞別マナー】ビジネスマンが覚えておくべき「餞別」に関する3つのマナー 2番目の画像
出典:Amazon

新たな門出にともなって、引っ越しをする人も多いのではないでしょうか。

生活用品のように引越し先で役立つアイテムを餞別として渡せば、きっと喜ばれるはずです。

ルームディフューザーのような香りがするものは、やさしい香りのものを選ぶのがおすすめです。

甘い香りや癖のある香りは好みが分かれてしまうため、無難な香りのアイテムをチョイスしましょう。

 

【3,000円台】花束

退職や転職をする人に定番のプレゼントのひとつである花束を餞別のギフトに選んでみてもいいのではないでしょうか。

3,000円台なら小さすぎる花束になるのではと思う人もいるかもしれませんが、3,000円台でも、華やかな花束を作れます。

花言葉までこだわって花束を選ぶことで、お世話になった上司や先輩に今までの感謝の気持が伝わるでしょう。

花束の選び方がわからないという人は、「送別会のお花を選ぶときの3つのポイント!白のお花や花言葉にも注意しておくべき理由」の記事を参考にしてください。

 

【5,000円台】食器

引っ越しや新しい生活を始める際に、必要になるのが「食器」です。

おしゃれな食器は、日々の生活を彩るものになり、使うたびに会社のことを思い出すきっかけになるかもしれません。

また、寿退社される人にはペアの食器やお箸などを贈ることもおすすめです。

自分では買うことのない、少し特別な食器をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

【5,000円台】コーヒーメーカー

【転勤・退職時の餞別マナー】ビジネスマンが覚えておくべき「餞別」に関する3つのマナー 3番目の画像
出典:Amazon

 コーヒー好きの上司や同僚への餞別としておすすめしたいのが「コーヒーメーカー」です。

 気になって入るものの、購入の優先順位が下がってしまうアイテムのひとつです。

 こちらのデロンギのコーヒーメーカーであれば、コンパクトで場所もとりません。

 値段も定価で5,000円以内のため、先輩や同僚への餞別ギフトとして最適です。

 

【10,000円台】特別な体験

一味変わった特別なギフトを探している人は、体験型ギフトカタログをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

体験型ギフトカタログとは、乗馬やエステ、クルージングなど様々な体験を選んで体験しにいけるギフトカタログです。

特に旅行が好きな人に送ると喜ばれるのではないでしょうか。

 

【10,000円台】高級タオル

【転勤・退職時の餞別マナー】ビジネスマンが覚えておくべき「餞別」に関する3つのマナー 4番目の画像
出典:Amazon

 餞別ギフトの中でも、とくに王道なアイテムが「タオル」です。

 中でも、高級タオルブランドの大判タオルなどは人気が高いです。日常的に必ず利用するものですが、自分ではなかなか高級なものを買うものではないからこそ、目上の人に贈る餞別ギフトとしてぴったりなのではないでしょうか。

 ギフト探しの際には、100%国産の「東京生まれのタオル」であるホットマンや今治タオルなどの、高級タオルブランドをいくつかチェックしてみることをおすすめします。

 

餞別におすすめできないプレゼントもあるので注意

心のこもったプレゼントなら、相手はきっと喜んでくれるでしょう。

しかし、残念ながら餞別におすすめできないプレゼントもあるので注意してください。

例えば、ハンカチは「縁を切る」ことをイメージさせるので贈り物には適しません。

以下では、おすすめできないプレゼントとその理由をまとめてご紹介します。

おすすめできないプレゼントとその理由
  • ハンカチ:縁を切るというイメージがあり不適切
  • スリッパ、靴:踏みつけるというイメージがあり不適切
  • かばん:もっと勉強するようにという失礼な意味がある

これらのものを、どうしても贈りたい場合は、「◯◯な意味もあると言われているから悩んだけれど、◯◯さんにどうしてもこれを贈りたかった」と理由を伝えることがおすすめです。

 

心に残る餞別を用意しよう

本記事のまとめ
  • 餞別のお返しは義務ではなく、お返しをしない場合は、お礼状やメールをする
  • 餞別の上限額は10,000円程度
  • 封筒の書き方やのしは、渡す相手の状況によって異なるので注意する

本記事では、餞別の基本知識とおすすめの餞別のギフトなどをご紹介しました。

餞別の封筒は「紅白の蝶結びの水引き」がついたのし袋を使用したり、現金を渡す場合には新札用意したりするなど、基本的なマナーを覚えておきましょう。

本記事を参考にお世話になった先輩や上司に感謝の気持ちがこもった餞別を送ってみてはいかがでしょうか。

 

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