会社での服装のマナー、あなたは把握できているだろうか?
新入社員でも、会社での服装マナーを一から丁寧に指導される機会は少ない。
しかし、「この服装はOK」と自己判断した結果、職場の人に注意されるということもあるのだ。
そこで今回は、勤務先での服装マナーや一般的な会社での服装マナーについて考えてみたい。
いわゆる「華美な服装」とはどういった服装のことなのだろうか?
勤務先の会社での服装マナーを知りたいときは?
会社員や4月から新入社員として働く新社会人は、勤め先に「服装に関する規程」があるかどうかを確認してみよう。
「ドレスコード」などと呼ばれることもあるが、服装に関するルールがある場合、服装規定に記載されている服装マナーを守っていれば、まず問題ない。
「華美ではない服装」がわからないときは、先輩に聞く!
そして一番確実なことは「先輩方の服装をよく観察する」「服装で気をつけるべき点を、先輩方にあらかじめ確認しておく」ということだ。
自分の服装が先輩たちの服装と大きく異なっていなければ、まず問題ない。
とくに女性の場合、一口に「華美な服装はNG」といってもどのレベルまではOKで、どのレベルがNGなのか、職場の雰囲気や先輩の感覚値によって異なるケースが多い。
細かいケースではタイツの色やヒールの高さ、スカート丈など、何らかのルールがある可能性がある。ぜひ一度、先輩に伺いをたててみてほしい。
会社での一般的な服装マナー
一言でいえば、「ビジネスパーソンとして他人に不快な印象を与えない服装」であれば問題ない。
では、不快な印象を与えうる服装とはどんなものがあるのだろうか?
一般的にNGな服装! カジュアルアイテム/華美なアイテム
- カジュアルすぎるアイテム:Tシャツ、ジーパン、スウェット、パーカー、カーゴパンツ、短パン、ブーツ、迷彩柄の服
- 華美なアイテム:ノースリーブ、ミュール、ミニスカート、派手な柄物タイツなど
その他にも、女性のスカーフ着用がNGという職場もあるようだ。
また、冬場のブーツ着用については、オフィスではオフィスカジュアルに準じたプレーンな靴に履き変えればOKという場合もある。
新入社員は周りの様子を伺ったり、仲のいい先輩に服装について質問したりして、自分なりにオフィスでのおしゃれを楽しんでほしい。
カジュアルフライデーやクールビズで進む「オフィスカジュアル化」
伊藤忠商事株式会社が導入した「カジュアルフライデー」のように、「週のある一日(例:金曜日)は、カジュアルな服装を着てもOK」といったルールを設けている会社も増えてきている。
省エネの関連で、クールビズ・ウォームビズといった言葉が一般化し、カジュアルなスーツスタイルで出勤する人もかなり増加したといえるだろう。
しかし、カジュアルフライデーやクールビズなどで許されるのは「スーツ・ネクタイを着なくてもよい」というレベル。
カジュアルが許されるからといって、上記のようなカジュアルすぎる服装や華美な服装は避けた方が無難なのだ。
もちろん、デニムやTシャツが許される企業もある。企業文化に応じたファッションで出社しよう。
メンズのオフィスカジュアルについてより詳しく知りたいという人は、ぜひ下記の記事をチェックしてみてほしい。
メンズ“オフィスカジュアル”を徹底分析:カジュアル度別コーデ術|U-NOTE [ユーノート]
最近ではスーツスタイルではなく、オフィスカジュアルを推奨している会社が増えてきている。しかしながら、オフィスカジュアルの“自由でラフ”というのは加減が難しい。そこで本記事では、メンズオフィスカジュアルの基礎と10種の基本アイテム、コーディネート7種をご紹介しよう。明確なルールのない“オフィスカジュアル”は、一口で説明するのが難しい。本記事においてオフィスカジュアルは、以下のように定義したい。
これさえ知っておけば安心! 新入社員のための服装マニュアル
会社での服装マナーについて知るには、もちろん職場の先輩に聞くのが最も確実な手段である。
とはいえ、ある程度は新入社員のビジネスマナーとして基礎知識は備えておくべきだろう。
下記にメンズとレディース、両者の基本的な服装マナーをまとめた。
スーツやオフィスカジュアルといった会社の服装規定に合わせて、服装マナーの基礎知識をチェックしてみてほしい。
華美な服装はNG! メンズの基本的な服装マナー【スーツ編】
- 【ワイシャツ】基本的に清潔感のある白やブルーのYシャツを着用する。カジュアルなボタンダウンのシャツは避けておく
- 【スーツ】体型に合った濃紺、黒のスーツを着用する
- 【ネクタイ】無地やレジメンタルなどのストライプのものを、しっかり締める
- 【ベルト/靴/鞄】全て同じ色に統一する
- 【靴下】スーツと同系色の靴下にする
華美な服装はNG! メンズの基本的な服装マナー【オフィスカジュアル編】
- 【シャツ】ボタンダウンやポロシャツもOK。生成りや薄いブルーなどの目に優しい色が◎。シャツの裾はパンツに入れる
- 【ネクタイ】締めるかどうかをバランスを見て決める。ニットタイなどカジュアルなネクタイを合わせるのがおすすめ
- 【ジャケット】濃紺やベージュなどの定番色。肩にフィットするジャケットを選ぶ
- 【パンツ/ベルト/靴】パンツとベルト、靴は同系色のものにする。ベルトは濃い目の色味が◎
- 【鞄】靴と同系色のものを選ぶ。布製のビジネスバッグやリュックなどを合わせるとオフィスカジュアルらしい雰囲気に
華美な服装はNG! レディースの基本的な服装マナー【スーツ編】
- 【シャツ】新入社員は白系統のシャツが無難。生成りのシャツを選ぶとソフトな印象を与えられる。ボディーラインが目立たないサイズ感のシャツを選ぼう
- 【スーツ】黒、紺、ベージュなどのベーシックカラーのもの。スカート丈は座っときに膝が隠れる長さが◎。パンツスーツの場合、ジャケット丈はやや長めがおすすめ
華美な服装はNG! レディースの基本的な服装マナー【スーツ/カジュアル共通の注意事項】
- 体のラインが出る服、肩や肌が見える透け感のある素材やレース素材のトップスは避ける
- ヒップラインの出るボトムス(スキニー、タイトスカート)を履く際には、お尻まで丈のある羽織ものを合わせると◎
- パンプスのヒールは3〜5cm。飾りのないプレーンなデザインの靴を選ぶ
- アクセサリーは華奢なピアス、ネックレスであればOKな職場も。新入社員であればつけるのを控えておくのがベター
オフィスカジュアルやスーツの着崩しなどは、新社会人や新入社員の頭を悩ませるものである。
どの程度カジュアルでいいのか?着崩していいのか?といった疑問の答えは、職場によって異なってくるもの。
新しい職場で働く際は、職場の先輩の服装をよく観察して、疑問点がある場合は「どういった服装であれば問題ないか」をあらかじめ確認しておくのが重要だ。
本記事が、新社会人や若手ビジネスパーソンの服装に関する悩みを解決する一助となれば幸いである。
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