きっと多くの人は失敗することが怖く、なるべく失敗しないような選択をしてしまいがちでしょう。しかし、成功している人を見てみると、失敗や挫折をきっかけに成功を収めているのです。ここでは、成功を収めた人に焦点を当て、彼らの失敗や挫折経験を見ていこうと思います。
1009回も断られる
今では多くの人から愛されている「ケンタッキー・フライドチキン」を創業したカーネル・サンダースは、26歳までに40種類以上の職を転々としてきました。その後、ガソリンスタンドを創業し滑り出しも順調だったのですが、火災に見舞われてしまうのです。再びガソリンスタンドを建設するのですが、その頃には道路の交通事情が変わっており全く人が来なくなり、多額の借金を抱えこむことになってしまいました。
しかし、それでも諦めることなく挑戦を続けフライドチキンを売り始めることを決意し、車で売り込みをかけるのですが全く相手をしてもらえず1009回も断られ続けました。そんな状態になっても、考えることをやめずに打開策を見つけ出し、成功を収めていくのです。
どんな状態であれ、自分が諦めなければ物事は必ず変わっていくんだということをカーネル・サンダースの生き方から学ぶことができます。
5度の破産を経験
自動車会社フォード・モーターの創設者であり、「自動車王」として知られているヘンリー・フォードは「富裕層でない人も購入できる車を作る」という決意の元に会社を創業するのですが、すぐに倒産してしまいます。その後も、再び会社を創るのですが、またしても倒産しトータルで5回の破産を経験するということになってしまいました。
その後に、T型フォードという世界で累計1,500万台以上も生産される自動車を生み出し、産業と交通に革命をもたらしたのです。
うつ病を患い、自殺も考える
世界で2,360万部の大ヒットを記録した『ハリー・ポッター』シリーズを書き上げた作家J・K・ローリング氏ですが、彼女は小説を書き出版するのですが全く売れずじまいでした。また、それと同時に離婚も経験し貧困からうつ病も患ってしまいます。
全ての災いが一気に襲いかかってきたことで、自殺も考えてしまうほどになってしまったのです。しかし、小説を書くことだけは止めずに生活保護を受けながら小説を書き続けていき、そして空前の大ヒットとなった『ハリー・ポッター』が生まれたのです。
創業した会社を追い出される
iPhone・iPadを生み出し、人々のライフスタイルを変革させ、多くの人から愛される企業「Apple」を創業したスティーブ・ジョブズですが、自分が創業した会社を一度追い出されてしまいます。
しかし、その後「NeXT」を創業し、後のMac OS Xの基盤となるオペレーションシステムなどの開発に成功しました。
そして、ジョブズは再びAppleに復帰した際、このような言葉を残しており、クビになったのは良かったことだと述べているのです。
3度も入学を断られ続ける
「E・T 」「ジョーズ」などの名作を生み出し続けてきたスティーブン・スピルバーグですが、若き頃は学習障害の一種(ディスレクシア)のため読み書きを修得する速度が遅く、いじめを受けます。
映画を作ることに興味を持ち、映画学科が充実しているカリフォルニア州立大学の入学を希望するのですが、入学を3回も断られてしまうのです。そして、やっとの思いで入学した大学を中退してしまいました。しかし、そういった経験をもとに映画を創り続け、アカデミー賞を2度も受賞する映画監督になったのです。
こうして成功している人の人生を見てみると、何かしら必ず挫折経験や失敗エピソードがあります。確かに失敗は怖いものですし、なるべく失敗しないようにする気持ちは分かりますが、挫折経験や失敗をしたことでしか学ぶことのできないこともあるのではないでしょうか。積極的に失敗をしていけとは言いませんが、そこまで失敗することを恐れなくでも良いのではないかと思います。
有名人も挫折している!新たな仕事に挑戦してみる
今では成功者として各メディアに引っ張りだこな人たちも、過去を遡ると大きな挫折をした経験があるものだ。
とはいえ、社会人になってからの初めて挫折を経験したという人は、しばらく立ち直れずに苦労しているかもしれない。
挫折を乗り越えるのに苦労している人は、思い切って転職をしてみるのもオススメだ。
まずは転職のプロであるキャリアアドバイザーに、今後の働き方・キャリアについて相談してみよう。思わぬ発見・出会いがあるかもしれない。
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