皆さんは初めて会う人とビジネスをするとき、最初はどのような人なのかわかりませんよね。ですから知らないうちに相手の機嫌を損ねてしまっていたり、いつのまにか嫌われてしまっていたという経験が一度はあるのではないでしょうか。人間関係構築において、【第一印象が最も重要】といわれているように、このような事態はなるべく避けて通りたいもの。そこで今回は、初対面の人と良いビジネス関係を築く方法をご紹介したいと思います。
相手の性格を見抜くことから始めよう!
「初対面の人と良い人間関係を構築すること」は相手の性格を読み取るということから始まります。とはいっても具体的にどうすればいいのでしょうか。その鍵は【口ぐせ】にあります。口癖には人の深層心理が現れるといわれています。その口癖から相手がどのようなタイプの人なのかを探り、それに応じて相手に合った対応を取ることで、良好な人間関係を築くことができるといえるでしょう。では、よくみられる口癖とその口癖が表す性格のタイプをみていきましょう。
あいまい系タイプ
■口ぐせ:なんか/○○って感じ/○○っぽい/○○じゃないですか/ふつう/変な話/何となく/わりと/ある意味/いいかもしれない
上のような言葉を多用する人はあいまい系タイプと呼ばれ、断定したり自己主張を避ける傾向にあります。また、これらの言葉は人付き合いを円滑に進めたいという心の現れでもあり、物事をおだやかに進めたいタイプの人に当てはまります。このような口ぐせの人は『無責任で、普段から逃げ腰』といえるでしょう。
このような人と付き合っていく上で、『はっきりしてください』『結局どっちなんですか』という風に問いつめるのはよくありません。『つまりこういうことでしょうか』や『こちらの方がいいかもしれませんね』という風にさりげなく方向性を示してあげることで、相手を追い込んでしまうような心配もありませんし、会話がスムーズに進みます。
理屈っぽい系タイプ
■口ぐせ:だから/要するに/つまり/逆に言うと/確かに/いわゆる/結局/もちろん/そもそも
上記のような、いわゆる理屈っぽい言葉を口ぐせにしている人は、自分の考え、意見にしっかりとした根拠があります。ゆえにこのような人には会話を仕切り、話の中心になりたいというリーダ的、もっというとナルシスト的な性格が多いです。
理屈タイプの人と人間関係を構築するうえで気をつけなければいけないのは、彼らが主張したいことをさえぎらないようにすることです。また、このタイプの人と会話をするとき、たとえその話がつまらなかったとしても、それを顕著に表情にだしてしまうのはNG。相手の機嫌をそこねることに繫がりかねません。なるべく嫌な顔をせずに聞いてあげましょう。そうすることで相手の機嫌はよくなり、信頼を勝ち取る事ができるでしょう。
自分アピール系タイプ
■口ぐせ:すごい/絶対/必ず/やっぱり/めちゃくちゃ/○○しかない/ありえない/きっと/とにかく
上記の口ぐせの人は、他の人が悩んでいるときでも意見をいってくれたり、物怖じないので、意見に説得力があります。その反面、他人の意見を聞かなかったり、空気を読めずにモノをいってしまう傾向もあります。
このような自分アピール系タイプの人には、実のところ、自分に自信がある一方で、時に空気が読めなかったり、知らず知らずのうち相手を傷つけてしまっていることを気にしている人が多いのです。ですから、このタイプの人と付き合うときには、もし本人が自己矛盾に陥ったりしているようであれば、正面からではなく遠回しに指摘してあげると良いでしょう。会話を通して、自分の間違いを見つけることができるような存在になることで、このタイプの人は安心感を得る事ができるようになります。
大ざっぱ系タイプ
■口ぐせ:なるほど/○○みたいな/ぶっちゃけ/ざっくり/バッチリ/雰囲気的には/なにげに/全然/へ〜そうなんだ/とりあえず
このような口ぐせの人には、人当たりが良く、聞き上手な人が多いです。また、その一方であまり人の話を聞いていないように思われ、いまいち信頼に欠けるというイメージを抱かれがちです。そして勢いでその場を乗り越えてしまいがちなのもこのタイプ。
大ざっぱ系タイプと付き合う上では、まず相手がきちんと話を聞いていたか最後にまとめて確認することが重要です。また、このタイプの人は普段何も考えていないだろうとみなされがちなため、悩んでいても人に打ち明けられないという傾向があります。そこで、この人なら本音や悩みを話す事ができるというような存在になることで、大ざっぱ系の人とは良好な人間関係を築くことができるでしょう。
以上、口ぐせでわかる性格のタイプと、それぞれ良好な人間関係を築く上で気をつけるべきポイントをご紹介してきました。初対面の人との会話で、良い印象を与えるのは難しいと思われがちです。しかし【口ぐせ】というすぐにみつけることができるポイントを利用すれば、相手の性格がわかり、それに応じて的確な対応をすることが可能なのです。皆さんも口ぐせを利用して、相手の性格をうまく見抜いてビジネスで良好な人間関係を築いていってください。
苦手な同僚・上司の口癖が気に障る……
社会に出てみると、世代や性格、バックボーンの異なる人と仕事をすることになる。
「世の中にはいろんな人がいるから……」と頭では理解していても、苦手・イライラするといった気持ちが抑えられないということもあるのではないだろうか?
人間関係にストレスを抱えているなら、精神的な限界を迎える前に「転職」を考えてみてもいいだろう。
ストレスが限界まで溜まると「選択肢」が狭まる
対人関係のストレスが限界まで溜まり、「うつ病」「自律神経失調症」「胃がん」などの病気にかかると、転職活動をする余裕すらなくなってしまう。
そのため、少しでも思考が働くうちに“転職活動”を始めてみることをオススメしたい。
転職活動を行うエネルギーが残っていない、転職をすることへの自信を喪失してしまう、長期間の休職によってキャリアに傷がつき転職しづらくなってしまった……など、ストレスを放置することは、人生・キャリアにおいて非常にリスキーなことなのだ。
ストレスが限界値を突破する前に、まずは転職エージェントに自分のキャリアについて相談してみよう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう