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上司・取引先との飲み会や会食で恥をかかない「お酌」のマナー【ビール・ワイン・日本酒】

U-NOTE編集部

2018/08/09(最終更新日:2020/11/29)


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社会人は上司との飲み会、そして取引先との会食もあり、酒の席といえどもマナー必須の場面を経験するでしょう。

マナーが必要な飲み会では常に気を配り、グラスが空いてきたらお酌をすることも。

本記事では、飲み会の「お酌」に関する大切なマナーについてご紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • ビールのお酌の仕方・マナー
  • 日本酒のお酌のお酌の仕方・マナー
  • ワインのお酌のお酌の仕方・マナー

 

基本的にお酌って誰が誰にするの?タイミングは?

「お酌」について言葉は聞いたことあるけど、何をしたらいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。特に、お酒を飲まない人の場合は、どのタイミングでお酌をしたらいいのかもよくわかりませんよね。

社会人になって初めての飲み会で、お酌をできなくて「気が利かない」と注意されてしまったという人もいるでしょう。

まずは、「お酌」とは何かについてご紹介します。

お酌とは、立場が下の人から立場が上の人にお酒などの飲み物を注ぐことをいいます。時には立場に関わらず、立場が相手より低くてもお酌をしてもらう場合があるので、相手の好意に甘えるべきときがあることも知っておきましょう。

お酌をして回ることを「お酌回り」といいます。お酌回りをすることで、普段は話すことのない人と交流を深められる利点があります。

お酌回りに、お酒を持って移動するイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

実は、お酌回りをする際には、「手ぶら」で相手のほうに行き、席にあるお酒をつぐことがマナーです。また、お酌回りをする際は、上の立場の人から行うことも忘れないようにしましょう。

 

ビールのお酌の仕方・マナー

デキる大人の常識!上司・取引先との飲み会で恥をかかない「お酌」のマナー【ビール・ワイン・日本酒】 2番目の画像

お酌は、お酒の種類によってマナーが変わってきます。

まずは、ビールのお酌の仕方・マナーをご紹介します。ビールのお酌のマナーは、基本中の基本なので身につけておきましょう。

 

ビールのお酌をするときの注意点

飲み会で最もお酌をする機会の多いお酒が「ビール」です。

とくに大勢が参加する忘年会や新年会、歓送迎会などでは瓶ビールがファーストドリンクとして出されることが多いのではないでしょうか。

そんな瓶ビールのお酌ですが、気づかぬうちにマナー違反をしている可能性が高いです。ビールをお酌する際は、下記のポイントに気をつけてみましょう。

ビールのお酌をするときの注意点

  • ビール瓶のラベルを上にして、ラベルが隠れないように持つ
  • 手の甲が上にくるようにビール瓶を持つ
  • 利き手と逆の手はラベルの反対側を支えるように持つ

ラベルを下にしたまま注いだり、手の甲が下になったままビールをお酌してしまったりするのは、一般的に「マナー違反」とされています。

一般的なマナーであるからには、覚えておいて損はありません。

最もお酌する機会が多いビールのお酌の仕方は、最低限の大人の知識として知っておきましょう。

 

ビールのお酌をしてもらった場合は?ビールのお酌の受け方

お酌をすることもあれば、お酌を受けることもあるのではないでしょうか。

ビールのお酌を受ける際にはグラスの中央部を指先で持ち、お酌をしてくれる人へグラスを傾けましょう

ビールが注がれるとともにグラスを徐々に起こしていくことで、きれいな泡の立ちになります。

 

日本酒のお酌のお酌の仕方・マナー

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お酒の席で、日本酒のお酌をしなければならなかった人もいるのではないでしょうか。

日本酒は、ビールの次にお酌をする機会があるお酒です。ビールのマナーを覚えた人は、次は日本酒のマナーを覚えましょう。

 

日本酒のお酌をするときの注意点

年上の人が多い飲み会や取引先との会食では、日本酒をお酌する機会も多いのではないでしょうか。次に、ビジネスパーソンとして日本酒のお酌のマナーも押さえておきましょう。

日本酒のお酌の仕方は、ビールのようにラベルを上にして注がなければいけないといった細かなマナーはないので、すぐに覚えられるはずです。

日本酒のお酌をするときの注意点

  • 徳利の中央を利き手で持って、反対の手を添える
  • 徳利の注ぎ口は持たない
  • 入れる量は杯の八分目まで

つい無意識にやってしまう可能性が高いですが、日本酒をお酌する際は徳利の注ぎ口を持たないように気をつけましょう。

 

日本酒をお酌してもらった場合は?日本酒のお酌の受け方

また、日本酒をお酌してもらうこともあるのではないでしょうか。

日本酒をお酌してもらう場合には、利き手で杯を持って、反対の手を添えるようにすると品良く見えます。

日本酒のお酌を受ける際には、杯を置いたままにするのはNGです。しっかり手に持って、次ぎ終えたら必ず一口飲んでからテーブルに置きましょう。

 

ワインのお酌のお酌の仕方・マナー

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会食や会社の飲み会でワインを頼むこともあるのではないでしょうか。ビールや日本酒と比べて、ワインのお酌をすることは少ないでしょう。

しかし、ワインのお酌の仕方についても知っておくと、いざというときに役に立ちます。

 

ワインのお酌をするときの注意点

ビールや日本酒のイメージと異なり、ワインは男性が女性のグラスに注ぐのがマナーです。

女性が男性のグラスにワインを注ぐことは、かえってマナー違反とされます。レストランでワインを注文する際は気をつけましょう。

また、ソムリエがテーブル付近にスタンバイしている場合は、自分たちで注がずにソムリエにお願いしてワインを注いでもらいましょう。

以下ではホームパーティーや大人数の飲み会で、テーブルにボトルが置いてある場合のお酌の仕方について紹介します。

ワインのお酌をするときの注意点

  • ワインラベルを上にして、ラベルが隠れないように持つ
  • ワインボトルのふちがグラスに当たらないように注ぐ
  • ワイングラスが一番膨らんでいる部分まで注ぐ

 

ワインをお酌してもらった場合は? ワインのお酌の受け方

ワインのお酌の受け方について、きちんと知らないという人も多いのではないでしょうか。

ビールや日本酒と違い、グラスに手を添えたり傾けたりせず、テーブルに置いたまま静かに待つのがワインの正しいお酌の受け方です。

今まで正しいマナーを知らずにグラスを傾けていた……という人は、ビールと混同しないように気をつけましょう。

 

会食を気持ちよく進めるためにお酌のマナーを知っておこう

本記事のまとめ
  • ビールやワインは、ラベルが隠れないように持つ
  • お酌してもらうとき、ビールはグラスを傾けるが、ワインはグラスをテーブルに置いておく
  • 日本酒を御酌するときは、徳利の注ぎ口を持たない

本記事では、飲み会で見落としがちなお酌マナーを紹介してきました。「知らないうちにマナー違反をしていた……」という人もいたのではないでしょうか。

もちろんマナーを守ることも大切ですが、「飲み会を楽しむ」という気持ちも忘れないようにしましょう。

お酌するタイミングを見逃さないようにしなければと肩肘を張っていたら、一緒に飲んでいる側も楽しめず、堅い雰囲気の飲み会になってしまいます。

本記事をきっかけに、飲み会を楽しみつつ、お酌をするというバランス感覚を養ってみてはいかがでしょうか。

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