PCでの作業中や会議中など、頭を働かせるべき場面で眠気に襲われた経験はないだろうか。
きちんと寝たはずなのにツラい眠気に襲われると、仕事へのモチベーションが高くても成果を出しにくいだろう。
そこで、今回は仕事中のツラい眠気を撃退する「3つの眠気覚ましの方法」を紹介していきたい。
眠気覚ましの方法①:ツボ押しで眠気覚まし
自分の指でできる眠気覚まし!ツボを押して眠気に勝とう
ツボ押しによる眠気覚ましのいいところは、会議中でも周囲の人にバレずに眠気覚ましの方法を実践できる点だ。
自分の身体をつねって眠気覚ましをしていた人は、眠気覚ましに効くツボを押したほうが効果的かもしれない。
眠くて仕方ない会議や仕事のときは、ツボ押しで眠気覚ましにトライしてみよう。
気になるツボ押しの効果……科学的にはアリ?ナシ?
ツボ押しによる眠気覚ましの方法を紹介する前に、まずはツボ押しの効果について紹介しておきたい。
民間療法として親しまれているツボ押しだが、実は科学的な根拠はないとのこと。
では、ツボ押しに意味はないのだろうか?
ツボは、体内の臓器・器官と関係しているとのこと。そのため、調子の悪い臓器や器官のツボを押すと「痛み」「コリ」といった反応が出るそうだ。
また、ツボ押しには血行を促進したり自律神経を整えたりする効果があるとのこと。
日中の眠気については「自律神経の乱れ」「酸欠」「血行不良」などの要因が考えられているが、いずれも学術的に証明されたものではない。
日中の眠気の要因が解明されていないことから、試してみる価値はある。下記に紹介するツボを押してみて、自分に効果があるかどうか試してみてはいかがだろうか。
【眠気覚ましのツボ】①:合谷(ごうこく)
手の甲側、親指と人差し指の骨が交差する箇所の「人差し指側の骨の内側あたり」にあるくぼみ「合谷」。
合谷をやや強めに、痛気持ちいいと感じる程度に刺激しよう。
【眠気覚ましのツボ】②:睛明(せいめい)
目頭と鼻の付け根の間にある眠気覚ましのツボ。目頭の少し上を意識すると見つかるだろう。
片手の親指と人差し指でつまむように押すか、両手の人差し指ではさむように押してみてほしい。
睛明は疲れ目にも効くツボでもあるため、視界がぼやっとしてきたらツボを押してみよう。
【眠気覚ましのツボ】③:中衝(ちゅうしょう)
中指の爪の生え際の親指に近いほう(右手の場合は爪の左下、左手の場合は爪の右下)にある「中衝」。
このツボは逆の手で指先を挟み込み、強めに刺激することで眠気覚ましの効果が期待できる。
【眠気覚ましのツボ】④:百会(ひゃくえ)
左右の耳孔を結んだ線と頭の真ん中を通る線の交点、頭のちょうど中心に位置する「百会」。左右の耳のラインに沿って探すとわかりやすい。
いつでもすぐに押せるよう、自宅などで位置を確かめてみるといいだろう。
【眠気覚ましのツボ】⑤:風池(ふうち)
背骨からつながる首の骨の外側を触ってみると、へこんだ部分があるはずだ。そのへこみが「風池」というツボである。
親指で気持ちいいと感じる程度の力で押すといいだろう。
めまいや首コリなどにも効果があるため、気候の変化などで身体がダルいときには風池のツボを押してみると効果が期待できる。
眠気覚ましの方法②:体を動かして眠気覚まし
オフィスでもできる簡単な運動で眠気覚まし!
仕事中に眠くなってしまうのは、デスクワークなどで姿勢が変わらない状態が続くことが大きな要因として考えられる。
「眠い」「なんだか頭がぼーっとする」など、少しでも眠気に襲われたら身体を動かしてみよう。
【眠気覚ましの運動】①:ストレッチ
簡単な運動だが、身体を伸ばすことで眠気を覚ますことができる。
座ったままできるストレッチとしては、片方の腕を胸の前に伸ばし、反対の腕で伸ばしたい腕を引き寄せて肩を伸ばすストレッチや、両腕をグーッと上げて背伸びするストレッチなどがある。
よりさまざまなストレッチの仕方を知りたい!という人は、職場でできるストレッチの方法がイラスト付きで解説された本もあるため、ぜひそちらを参考にしてもらいたい。
ストレッチをやる場合、自分の体が伸びていることを実感しながら行うと効果的である。
トイレなどに行った際に、前屈したりラジオ体操の動きをやってみたりするだけでもかなり目が覚めるはずだ。
大きな動きはできないオフィスでも、こういったストレッチをこまめにすることで血行がよくなり、眠気覚ましの効果が期待できる。
【眠気覚ましの運動】②:歩く
眠いときには立ち上がってトイレに行ったり、部下や上司のところに話に行ったりするのもいいだろう。
少しの会話なら気分転換にもなるため、その後の仕事効率も上がるはずだ。
眠気覚ましの方法③:食品で眠気覚まし
眠気覚まし効果の成分が入った食品、飲み物の温度を利用して眠気覚まし!
食事に気を遣わずに昼食や間食をとってしまうと、血糖値の上昇などの要因によってか眠気が助長されかねない。
しかし、眠気覚まし効果のあるものなら、口に入れることで意識をはっきりさせてくれる。
【眠気覚ましの食品】①:ホットコーヒー
カフェインが眠気覚ましに効くことは知っている人も多いだろう。カフェインを摂取するときはホットコーヒーを飲むことがオススメだ。
コーヒーに含まれるカフェインは、脳に直接作用するため覚醒しやすくなる。
しかし、カフェインは時間差で効くため、効果が出るのに30分ほどかかることを覚えておきたい。
お昼休みに30分未満の短い昼寝をする人は、寝る前にカフェインを飲む「コーヒーナップ」をするとすっきりと目を覚ませるだろう。
また、「睡眠時は体温が下がる・覚醒時は体温が上がる」ということを踏まえると、アイスコーヒーよりもホットコーヒーのほうが眠気覚ましには効果的だと考えられる。
ちなみに、眠気覚ましのためにコーヒーを飲む場合、カフェインの過剰摂取は頭痛や下痢といった不調を起こす可能性がある。
適量であれば中枢神経系が刺激されることによる覚醒効果が期待できるため、量に気をつけて活用してほしい。
【眠気覚ましの食品】②:ガム
多くのガムに含まれているメンソールやキシリトールも眠気に効果があると考えられる。
メンソールが含まれたガムはスースーした清涼感があるが、それは冷感を引き起こす働きがあるためだ。
味覚を刺激して熱を奪う甘味料のキシリトールは、独特の清涼感によって眠気覚ましの効果が期待できる。
また、メンソールやキシリトールの清涼感が眠気覚ましに寄与する可能性の他に、「ガムを噛む」ということが眠気覚まし&脳の活性化につながる可能性があるといわれている。
顔周りのシェイプアップにもなるため、ガムは眠気覚ましだけでなくダイエットもできる優れものなのだ。
デスクにボトルに入ったガムを常備しておくといいだろう。
【眠気覚ましの食品 】③:冷たい水
温度を利用して目を覚ますなら、自動販売機で冷たい水を購入することが手軽な策だろう。
暖房の効きすぎや気温上昇などによって体全体が熱をもっているような感じがした場合、冷たい飲料の入ったペットボトルなどを首元に当ててみよう。
冷たいものを太い血管の通る首などに当てることによって、温まりすぎてダルさ、眠気を感じた身体が目覚めるはずだ。
本記事では、眠くて仕方ないときの対処法として眠気覚ましの方法を紹介してきた。
仕事中の眠気というのは不本意なものであるため、非常にツラいもの。
重要な業務に携わっているときや、上司が多く参加する会議中に寝るわけにはいかないだろう。
今回紹介したようなもので少し工夫をすることで、仕事中の眠気はある程度コントロールできるはずだ。
ぜひ本記事の内容を参考に、仕事中のツラい眠気に打ち勝ってほしい。
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