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飲み会を制する者は仕事を制する?知っておくべき上司との飲み会の7つのマナー&仲を深めるトーク術

U-NOTE編集部

2019/12/19(最終更新日:2021/02/28)


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社会人になってからの飲み会は、学生の頃と違いビジネスマナーに気をつける必要があります。職場を離れ無礼講が許された飲み会であっても、暗黙のマナーもたくさんあります。

本記事では、会社の飲み会を制するための飲み会マナーと上司との会話で使えるトーク術をご紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • これだけは知っておきたい!基本の飲み会7つのマナー
  • 上司との仲を深めるためのトーク術
  • 会社の飲み会に参加するメリットとは

 

これだけは知っておきたい!基本の飲み会7つのマナー

会社の上司や取引先の人との飲み会では、たとえ無礼講だと言われたとしても、参加者が気持ちよくお酒を飲める環境づくりを心がけなくてはなりません。

まずは新入社員や若手ビジネスパーソンに向けて、仕事関連や会社の飲み会におけるマナーをご紹介します。

飲み会時の立ち振舞に自信がない人はぜひ確認してみてくださいね。

 

飲み会マナー1:約束の時間は厳守する

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社会人なら知っておきたい飲み会マナーの1つ目は、約束の時間は厳守することです。

「約束の時間を守ることは当たり前」と思う人もいるのではないでしょうか。しかし、当たり前を当たり前にすることは大変難しいことです。

仕事が立て込んでしまったり、思っていたよりも道が混んでいたりするかもしれません。

大切な飲み会に遅れてしまうと、「時間にルーズな人」「大切な取引にも遅れてくるかもしれない」というマイナスな印象を与えてしまう恐れがあります。

そのため、30分前には到着しておくという心づもりで飲み会の準備をしましょう。

約束の時間を決められるのであれば、就業後余裕を持って到着できる時間を設定しておくことがおすすめです。

 

飲み会マナー2:席は出入り口の近く(下座)を確保する

社会人なら知っておきたい飲み会マナーの2つ目は、席は出入り口の近く(下座)を確保することです。

新人や若手は注文や料理の受取などをこなすためにも、出入り口の席を確保することをおすすめします。

また、下座に座ると、お酒が入るまで話しにくい上司から距離を取れるメリットもあります。

上座や下座の意味がわからない人や席のルールをもっと詳しく知りたい人はぜひ「居酒屋の上座は?下座は?飲み会で楽しく目上の人と一緒に飲む時の「座席マナー」
を参考にしてください。

 

飲み会マナー3:乾杯のときは目上の人のグラスより少し下げる

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社会人なら知っておきたい飲み会マナーの3つ目は、乾杯のときは目上の人のグラスより少し下げることです。

基本的な飲み会マナーのひとつである「乾杯のグラス位置」。

とくに気にしないという人もいるようですが、部下がグラス位置を全く気を遣わない態度にいい印象を抱かない上司もいる可能性もあります。

グラスを下げすぎるのも格好悪いため、気持ち下げるくらいにして乾杯しましょう。

また、ワイングラスで乾杯するときはワイングラス同士をぶつけないようにしましょう。ワイングラスは繊細なものが多く割れてしまったり、ワインがこぼれてしまったりする可能性があるからです。

 

飲み会マナー4:最初の一杯はとりあえずお酒が無難

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社会人なら知っておきたい飲み会マナーの4つ目は、最初の一杯はとりあえずお酒を頼むことです。

成人しているとはいえ、お酒が飲めない、もしくはお酒が苦手な人もいるのではないでしょうか。お酒が飲めない、お酒が苦手という人は乾杯時にお酒を一口で飲んでやり過ごすのが無難です。一口飲み終わったら仲のいい先輩にこっそりとお酒を渡して、無理せずノンアルコールドリンクを注文するなどの対処法をとってもいいでしょう。

無理してお酒を飲む必要はないため、少量でも飲めないという人は事前に先輩や同僚に「下戸なんです」などと伝えておくのが安全です。

また、お酒を飲める人でも、自分のキャパシティを超えない程度に飲むことを心がけておきましょう。

車を運転する予定がある人は、どれだけお酒を勧められてもきっぱり断るべきです。断り方は素直に「車で来ておりますので」のように告げるといいでしょう。

 

飲み会マナー5:お酌は両手でする

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社会人なら知っておきたい飲み会マナーの5つ目は、お酌は両手ですることです。

社会人になって初めてお酌をしたという人もいるのではないでしょうか。実はお酌をする際にはマナーがあります。

人にお酌をするときには、片手ではなく両手でお酌をするのがマナーです。瓶やお銚子を片手で持ったら、反対の手はそっと瓶を支えるように持つと丁寧な印象を与えます。

ビールを注ぐ場合は、ビールの銘柄が見えるようにラベルを上向きにするのがマナーです。

細かな気配りを積み重ねることで「気が利くな」という印象を与えられます。

詳しいお酌のマナーについて知りたい人は、「上司・取引先との飲み会や会食で恥をかかない「お酌」のマナー【ビール・ワイン・日本酒】」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

飲み会マナー6:上司のお酌は一口飲んでからテーブルに置く

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社会人なら知っておきたい飲み会マナーの6つ目は、上司のお酌は一口飲んでからテーブルに置くことです。

上司にお酌をしてもらったときは、両手でグラスやお猪口を持って「ありがとうございます、いただきます」とお礼をしましょう。

お酌してもらったお酒は、テーブルに置かずにそのまま口にするのがマナーといわれています。

お酒を飲める人であれば、一口飲んでからグラスやお猪口をテーブルに置きましょう。

「アルハラ(アルコールハラスメント)」が問題視される昨今、お酌を断る人がいてもおかしくはありません。

お酒を飲めない人は、お酌されたときに「せっかくですが、体質的にお酒を1滴でも飲むと頭が痛くなってしまうので……、代わりにこちらをいただきますね」などと角の立たない断り方をするように意識しましょう。せっかくの楽しい飲み会で相手を不愉快な気持ちにさせないようにソフトに伝えることをおすすめします。

 

飲み会マナー7:翌日必ずお礼を言う

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社会人なら知っておきたい飲み会マナーの7つ目は、翌日必ずお礼を言うことです。

上司に連れて行ってもらったりごちそうしてもらったりした飲み会ならば、翌日に必ず上司にお礼を伝える必要があります。

上司にお礼をするまでは、飲み会が終わっていないことを心がけておきましょう。お礼をされた上司も、お礼をした自分も朝から気持ちよく仕事に臨めるはずです。

また、次の日にごちそうしてくれた人に会えなければメールを送るようにしましょう。

飲み会のお礼メールの仕方については「【例文】会社の会食・飲み会・接待・食事会後に送るお礼メールの書き方」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

何度もお礼を言わなければならないのはめんどくさいなと思う人もいるでしょう。しかし、「できる人はお礼を3回言う」と言われるほどお礼は大切なものです。

何かをしてもらったとき、してもらった別れ際、次にあったときの3回のお礼を意識すれば、飲み会だけではなく日々の仕事でも役に立つでしょう。

飲み会を制する者は仕事を制すると言われるのは、飲み会のスキルは仕事でも使えるからかもしれませんね。

 

上司との仲を深めるためのトーク術

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飲み会で上司を気分よくさせるためには「聞き役」に徹することが賢明です。

仕事で気を張っている上司は、誰かに聞いてもらいたい話がたくさんある可能性が高いです。

そういった上司の話したいことをうまく引き出すテクニックを駆使して、より上司との仲を深めましょう。

 

飲み会トーク術1:導入フレーズで相手に話をさせる

上司との仲を深めるための飲み会で使えるトーク術の1つ目は、導入フレーズで相手に話をさせることです。

導入フレーズというのは、相手の会話を引き出すために使われる決まり文句のようなものです。

例えば「○○さんがこの会社に決めた理由は何だったのですか?」「私、○○さんのように~がうまくこなせないんです」など、できるだけ上司が自分のことを話したくなるようなフレーズを用いるといいでしょう。

人は皆、多かれ少なかれ承認欲求があり、自分の話を親身になって聞いてくれるような相手に対して好感を持ちます。

自分の悩みや持論、仕事観などを興味深そうに真剣に聴く部下に対して、悪い印象を抱く上司はそうそういないはずです。

自分が話し続けるのではなく、相手が話したくなるような話題を振り、相手の話を聴くことを意識しましょう。

 

飲み会トーク術2:褒め言葉を織り交ぜて、相手を立てる

上司との仲を深めるための飲み会で使えるトーク術の2つ目は、褒め言葉を織り交ぜて、相手を立てることです。

上司や目上の人が話しだしたら、タイミングを見計らって「すごいですね」「さすがです」「私も追いつけるように頑張ります」などと合いの手を入れてみることをおすすめします。

褒め言葉を織り交ぜた相槌をうつことで、上司や目上の人に話題を振らなくても話し続けてくれるでしょう。

相槌が苦手な人もいるのではないでしょうか。相槌には、基本的に使われる「さしすせそ」があります。「さしすせそ」を押さえて上手に相槌を打てるようになりましょう。

ただし、乱用しすぎると、おだてているようにも感じられ逆効果になります。くれぐれも使いすぎないように注意してください。

相槌の基本「さしすせそ」
  • さ:さすがですね
  • し:知らなかったです
  • す:すごい、素敵です
  • せ:センスいいですね
  • そ:そうなんですね

 

飲み会トーク術3:空気を読んでお酌をする

上司との仲を深めるための飲み会で使えるトーク術の3つ目は、空気を読んでお酌をすることです。

気分が良くなるような合いの手に加え、タイミングよくお酌をすることで、きっと上司は気持ちよく話を続けるはずです。

ただし、上司によっては、お酌をした後に「君も飲みなよ」とお酒を注いでくる可能性もあります。お酒が苦手な人にとっては辛い状況になるので、上司の性格や飲み会の雰囲気を考慮しながらお酌をしてみてください。

 

会社の飲み会に参加するメリットは?

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イメージ写真/Adobe Stock

「お金を払ってまで先輩の昔話なんか聞きたくない」「業務時間外まで拘束されたくない」と思っている人もいるのではないでしょうか。

景気がよかった時代のように、何でも会社の経費で落ちたり、必ず上司がおごってくれたりするご時世でもなくなりました。飲み会自体に賛否があるのも事実です。

では飲み会にはどのようなメリットがあるのでしょうか。メリットを知って今まで以上に飲み会を楽しめるようになりましょう。

 

相手の意外な一面を知って、距離が近づく

飲み会に参加するメリットの1つ目は、相手の意外な一面を知って、距離が近づくことです。

皆で打ち解けた雰囲気で話すことは、互いの人柄を知れる貴重な機会です。自分が職場でどんなことに困っているか、上司はどんなことに気を遣って仕事をしているのかなどの普段の職場では切り出しにくい話題でも、和やかな食事の場なら尋ねるタイミングができます。

 

職場ではできない会話ができる

飲み会に参加するメリットの2つ目は、職場ではできない会話ができます

「あの上司も昔は〜」「昔は〜だった」などの昔話を聞きたくない人もいるのではないでしょうか。

しかし、昔を知ることによって今の現状を知ることもできます。また、昔の上司に自分との類似点が見つかり共感できるようになるかもしれません。

職場では人目を気にしていえなかったことも飲み会の場では言えることも多いものです。新しいことを学び取れる可能性があるのはメリットだといえるでしょう。

 

仕事を円滑に進めることができるようになる

飲み会に参加するメリットの3つ目は、仕事を円滑に進めることができるようになることです。

飲み会をすることで、先輩や上司と気心が知れた仲になり今まで言いにくかったことが言えるようになるかもしれません。また自分の人柄を知ってもらえることで、信頼してもらえ新しい仕事を任せてもらえる可能性もあります。

他のメリットとしては、同年代の仲間内の飲み会だけは学びにくい、年上・年下との付き合い方も体得できることもあります。社外の人や偉い人(あるいは部下や後輩)との食事で失言・失態をやらかさないためにも、まずは社内で感覚を身に付けておきましょう。

現在はコンプライアンスの観点から、会社側が飲み会の時間や会話内容に一定のルールを設ける例も増えています。互いに礼儀を弁えた場であれば、参加のハードルも下がるのではないでしょうか。

 

失態をしないようにマナーを守って、場を楽しむことがポイント

本記事のまとめ
  • 約束の時間は守り、下座に座る
  • 乾杯のときは目上の人のグラスより少し下げる
  • お礼を忘れず、楽しい時間を過ごせるように相手を立てる

本記事では、飲み会のマナーについてご紹介しました。

知らないマナーがあった人もいるのではないでしょうか。また、たくさんマナーがあって困惑している人もいるでしょう。

マナーは相手を不快にさせないためにあるものです。相手のことを思いやり、社会人として飲み会に参加する意味を理解しておくと、大きな失敗は起きにくいでしょう。

本記事を参考に、飲み会のマナーを守り飲み会を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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