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東海大農学部が年賀状向けに“ブタの写真”を無料提供中「家畜の素晴らしさを知って」

長澤まき

2018/12/20(最終更新日:2018/12/20)


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出典:「東海大学農学部 応用動物科学科 2019年 年賀状用写真」ホームページ

「家畜の素晴らしさを知ってほしい」と東海大学農学部(熊本市東区)が、2019年の年賀状向けにブタの写真の無料提供を始めた。企画した同学部応用動物科学科の伊藤秀一教授に狙いを尋ねた。

実習フィールドで飼うブタ

東海大学農学部は2019年の干支「亥(いのしし)」にちなみ、同大阿蘇実習フィールドで飼育するブタの写真9点を年賀状用の画像素材として一般向けに無料で提供している。バークシャーやデュロックの交雑種のブタたちが、身を寄せ合いながら阿蘇の草原を歩き回ったり、母豚のお乳を飲んだりしている、愛くるしい写真だ。家庭用の年賀状素材としてのみ利用可能で、加工して使ってもよいという。
出典:「東海大学農学部 応用動物科学科 2019年 年賀状用写真」ホームページ

出典:「東海大学農学部 応用動物科学科 2019年 年賀状用写真」ホームページ

出典:「東海大学農学部 応用動物科学科 2019年 年賀状用写真」ホームページ

出典:「東海大学農学部 応用動物科学科 2019年 年賀状用写真」ホームページ

家畜と阿蘇の素晴らしさを知ってほしい

年賀状企画は2015年(未年)から続いている。撮影は伊藤教授自身で、家畜写真家として、2010年には家畜たちの日常の素顔を集めた写真集を出版。2015年にはミラノ万博で阿蘇のあか牛をとらえた写真パネルを展示した。背景には、家畜への温かいまなざしがある。
「家畜のすばらしさを、阿蘇の自然のすばらしさを皆さんに知ってほしい」でしょうか。どうしても牛や豚などの家畜種は、イヌやネコ、ゾウやキリンに比べるとあまり愛されない、珍しくないなど注目されません。でもこんなに美しいんだよ、ってのを知って欲しい。私は行動学者なので、動物の能力なども研究しているのですが、ブタやウシ、ニワトリなども非常に優れた能力を持っています。その点も本当は知ってほしいというところがあります。
提供:伊藤秀一教授

提供:伊藤秀一教授

行動学者なので、動物の行動を考えて撮影

東海大学では、動物の苦痛や苦悩の除去、過度なストレス環境で飼育しないことを目指す「アニマルウェルフェア」に配慮した管理を行っている。阿蘇フィールド併設の牧場内では、ブタやウシ、ヒツジなど多くの動物が放牧飼育されている。
本学は熊本市動植物園と共同で研究を行っていたり、協定の下で実習を行うなど、さまざまな協力体制をもっています。その関係で、本学にいない動物は、熊本市動植物園で撮影して使用しています。撮影にあたっては、行動学者なので、動物の行動を考えて撮影しています。
干支が「亥」なのにブタなのは、イノシシの写真がないからと明かすが、ブタはイノシシを家畜化した動物で、偶蹄目イノシシ科イノシシ属イノシシ種ブタ亜種という分類。この企画が、ブタという動物を理解してもらうきっかけになればと考えている。
提供:伊藤秀一教授

提供:伊藤秀一教授

年賀状企画は、2019年以降も続けるのか。
本学と熊本動植物園でうまくいきそうです。12年続けようと思います。

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