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店が閉鎖され住民困惑
Memphis Business Journalが伝えるところによると、米テネシー州メンフィス近郊のオレンジマウンドにあった、同社店舗の閉鎖に伴い住民は買い物の際、バスに30分も揺られてユニオンにある同社の他の店に通うしかなかったという。2018年の冬頃の話である。あまりの不便さに業を煮やした地域住民は、地元のスーパーマーケットが再開されない限り、同社に対する不買運動に踏み切る構えを見せた。ライバル社に店を譲る
地元住民の困惑を知り、クローガーは市内で家族経営の食料品店チェーンを展開する「Superlo Foods」に対し、閉鎖した店舗の譲渡を打診。あいにく、新しい店舗をオープンしたばかりだったSuperlo Foodsはこれに応じられずにいた。そこで、同社はその後1年かけて諸々調整したうえで、50万ドル相当の閉鎖店舗をそっくりそのままライバル企業に寄付することに。WMC5が伝えるところによると、同社のこれまでの歴史を振り返ってもこうした措置は前代未聞だという。一方、閉鎖店舗を譲り受けたSuperlo Foodsは、12月1日にはこの店を再びオープンさせたいとしている。U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう