HOMEストーリー 目と耳が不自由な男性が、友人たちのお手製実況でW杯を楽しむ

目と耳が不自由な男性が、友人たちのお手製実況でW杯を楽しむ

さえきそうすけ

2018/06/28(最終更新日:2018/06/27)


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Helio Surdos/YouTube

世界中を熱狂させているサッカーのワールドカップロシア大会。たとえ目が見えなくても、耳が聞こえなくても、ファンなら4年に1度のサッカーの祭典を楽しみたいと思うに違いない。ブラジルに住むカルロスさんもそんな1人である。

目も耳も不自由なサポーター

Sportbible.comが伝えるところによると、カルロスさんは生まれつき耳が聞こえず、14歳になると今度は視力が衰え始めたという。視覚や聴覚に影響を及ぼす遺伝性疾患のためで、現在27歳のカルロスさんは、テレビでのサッカー観戦は難しい状態だ。しかし、そんなカルロスさんのために手話通訳のエリオさんら友人たちが一肌脱いだ。

ピッチを手作り

ボードを買ってきて小さなピッチを用意したエリオさん。ピッチを挟んでカルロスさんと向かい合って座り、テレビの前にスタンバイした。いよいよ、祖国ブラジル対コスタリカ戦が始まる。試合中、友人が交代でカルロスさんの手を取り、目の前のピッチを用いて実況している。文字どおり、手に取るように試合の流れを把握しているカルロスさん。ブラジルがゴールを決めた瞬間にはガッツポーズをして、友人たちと喜びを分かち合った。ところで、彼らは非常に細かい部分までカルロスさんに伝えている。例えば、ある選手がユニフォームを顔まで引き上げる仕草をするや、友人も自身のシャツを同じように顔まで引き上げ、カルロスさんに触らせている。最後はドラムを叩いたり、ハグをしたりしてブラジルチームの勝利を喜び合った。

人々の感動を呼ぶ

同動画は6月23日に投稿され、複数の海外メディアでも取り上げられ話題に。「感動して言葉になりません」「試合を楽しめて本当に良かった」「素晴らしい友達に恵まれていますね」といったコメントが寄せられ、人々の感動を呼んでいる。ちなみに、カルロスさんがこの方法でW杯を楽しんだのは、実は今回が2度目。4年前の地元ブラジル大会の時の様子もYouTubeで公開されている。

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