HOMEトレンドニュース 【スイス】ロブスターを生きたまま茹でたら“違法”に!理由は「痛そうだから」

【スイス】ロブスターを生きたまま茹でたら“違法”に!理由は「痛そうだから」

さえきそうすけ

2018/02/20(最終更新日:2018/02/20)


このエントリーをはてなブックマークに追加

イメージ画像:Fotolia

グツグツと沸騰するお湯に、ロブスターを生きたまま投入する料理法。「ロブスターは熱くないのだろうか?」「苦しくないのだろうか?」といった疑問が湧く一方、「彼らは熱さを感じない」とか「痛みを感じないから大丈夫」といった誰かの言葉を、無理やり信じ込み自責の念を和らげたりする…。

本当に痛みを感じないのか?

ロブスターなどの甲殻類は本当に痛みを感じないのだろうか?この問題は専門家の間でも意見が分かれるところであると、Washington Postは伝えている。米メイン大学ロブスター研究所の事務局長、Bob Bayer氏は「ロブスターは周囲の状況を感知することはできるが、おそらく痛みを処理する能力はないだろう」と述べている。一方、クィーンズ大学ベルファストのBob Elwood氏が率いるチームが、カニを対象に実験を行った結果、痛みを感じるが故にカニが電気ショックを避ける行動を見せたと、論文で発表している。しかし、これにも「カニが痛みを避けて反応したのか、それとも単なる回避反応であるのかは明言しがたい」と異を唱える専門家もおり、真相は依然やぶの中である。

生きたまま熱湯に入れるのは禁止

いずれにせよ、熱湯にロブスターを入れると暴れたり音を出したりして、その姿が哀れで見ていられないということなのだろう。スイスでは今後、ロブスターを生きたまま熱湯に入れる調理法を法律で禁止する。動物保護に関する法律の一部に加える形で、2018年3月より施行されることになったとMail Onlineは伝えている。これにより、レストランなどでロブスターを茹でたりさばいたりする際は、事前に感電させるなどして気絶させる必要がある。

法律化はスイスが世界初

ロブスターの調理法を厳密に法律化したのはスイスが初めて。スイスの例に倣い、各国の動物保護団体の働きかけが強まり、今後これに続く国が出てくる可能性も考えられる。複数の海外メディアがこれを報じ、ロブスターの苦痛軽減のため「調理前に冷凍すべき」といった意見や、ロブスターを一瞬で失神させる道具を提唱する声もあがるなど、世界的に大きな注目を集めている。

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード