
Mark Redfern/Facebook
トランプ大統領が、難民や移民の受け入れを停止したことで、現在アメリカ国内では各地で大規模なデモが行われているという。先日の同大統領の就任式の際も、翌日から、首都ワシントンをはじめ、アメリカ各地、果てはパリやロンドンでも、反トランプを唱える大規模なデモが相次ぎ、参加した人の数は、世界中で数百万人を超えたとも言われている。これは、大統領選挙中に発覚した、トランプ氏のかつての女性蔑視発言に抗議しようとの、「
ウィメンズ・マーチ」の呼びかけに、多くの女性たちが賛同したためである。
4歳の少女が起こしたデモ
こうしたデモの興奮冷めやらぬ中、ある少女が取った行動が注目を集めている。きっかけは両親によるフェイスブックへの投稿だ。こちらがその投稿▼
女の子が人形を並べ、それぞれにプラカードを持たせてデモを行っているのだ。
この子の名前はローズちゃん。アメリカ・バージニア州に住むマーク・レッドファーンさんの4歳になる愛娘である。投稿には、「ローズも何枚かプラカードを作った。走り書きされているのは“愛”についてのメッセージ」とある。
それぞれの人形に意味がある
シンデレラがガラスの靴とかけて、「ガラスの天井(組織内での女性やマイノリティの昇進を阻む、目に見えない壁)についてはどうなんだ?」と訴えたり、
「女の子は誰でもスーパーガールだ」とのプラカードを持たせた、クリプトン星からやってきたスーパ―ガールというキャラクターには、同大統領の移民政策への皮肉を込めたり、
バットマンに登場する悪名高きエコテロリスト、ポイズン・アイビーに、「環境問題は待ったなし」と訴えさせたりと、
一家のデモ隊には細かいアイデアが散りばめられている。
このニュースは複数の海外メディアで取り上げられ、「可愛らしいデモ隊ですね」「ステキ」「頑張って!」といった応援メッセージが多数寄せられた。
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