
flickr_Mads Boedker
好奇心旺盛であれば、新しい知識も得られるし、視野を広げることもできる。ずい分と“自分磨き”ができそうだが、それだけにとどまらない。
にわかには信じがたいかもしれないが、ときに健康効果までもたらしてくれる好奇心。大人になっても興味津々でいるべきメリットを3つご紹介しよう。
他人との絆が深まる
好奇心旺盛な人は周囲の人にも興味津々。おかげで豊な社会生活を送ることが可能に。
自分に興味を持ってくれる人を邪険にする人はいない。また興味の対象となる人の話をよく聞こうとするためか、「好奇心の強い人は良い聞き手であり、会話が上手な人が多い」と、米ペンシルベニア大学のBen Dean博士は述べている。
知り合って間もない人同士、挨拶代わりに興味のあることや趣味について尋ねたりするが、これは相手の興味に対する、自らの“興味”に他ならない。人間関係を築く上で、好奇心は欠かせない要素だという。
認知症を予防
何でもかんでも興味を持つのは子どもだけとは限らない。むしろ死ぬまでその姿勢を貫いた方が頭の健康に良いそうだ。
「生涯にわたり“積極性”を忘れず、脳に知的な刺激を与え続けるべき」と話すのは、米メイヨ・クリニックのDavid Knopman教授である。そうすることで将来認知症になるリスクが減ることが、約2,000人を対象にした調査で明らかになったという。
学習効果が高まる
それほど興味のないことでも、ふとしたきっかけで好奇心が湧き起これば、スルスルと頭に入ってくるようになることが、米カリフォルニア大学デービス校のMatthias J. Gruber氏らの調べで明らかに。
その“ふとしたきっかけ”だが、それほど興味がなくても好奇心を目覚めさせる、自分なりの方法を見つけておくべきだそう。
例えば学習の合間に10分ほど休憩して自分の好きなことをすれば、脳の快楽中枢が刺激を受け、つまらないと思えた内容でも興味を持って取り組めるようになるという。
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