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50歳冒険家が手漕ぎボードで太平洋4700キロ横断に成功

Sophokles

2019/08/28(最終更新日:2019/08/28)


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Antonio de la Rosa/Facebook

今年6月に手漕ぎボートに乗って米サンフランシスコを出発したAntonio De La Rosaさんが、76日後の8月25日、目的地のハワイに無事到着。手漕ぎボートでハワイまで太平洋を横断した史上初めての人となった。

伴走船なしの単独で4,700キロ

Antonioさんはスペインの冒険家。今回の挑戦で使った手漕ぎボートはカスタムメイドのもので、全長7.3メートル、海水を淡水に変える装置や太陽光発電パネルを備えている。食料や水などを積んだ総重量は650キロ以上になるが、エンジンはついておらず、立った姿勢でオールで漕ぐように設計されている。このボート「Ocean Defender」号に乗ったAntonioさんは、米国サンフランシスコからハワイのオアフ島までの4,700キロを、ただ一人で76日間かけて漕ぎ切った。海外メディアの取材を受けて、「自分の腕と足がエンジンだった」と言うAntonioさん。順調な日は1日に70〜80キロほど進んだが、潮の流れが逆方向のときは10km程度しか進めなかったそう。ボートには寝るスペースが設けられているが、1〜2時間おきにGPSをチェックしてコースから外れていないことを確かめていたため、ほとんど眠っていないという。

洋上で迎えた50歳の誕生日

Antonioさんはこの航海中に50歳の誕生日を迎え、小さなクッキー1個でお祝いしたそうだ。冒険家であり、エクストリームスポーツの愛好家でもある彼は、これまでにも体力の限界を試すような挑戦をし続けて来た。2014年には手漕ぎボートで大西洋を単独横断。2016年には北極圏の海を立ち乗りのパドルボードで漕ぎ回った。他にも、数日間にわたる過酷なクロスカントリースキーやマウンテンバイクのレースに数多く参加している。これまでの人生を振り返って、「こういう生き方が好きなんだ」と話す彼は、すでに次の冒険のことを考えている。具体的には決めていないが、今度は陸上で、どこかの寒冷地がいいとメディアに話している。

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