
noahdeledda/Instagram
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何年ものトライアル&エラーの末
もちろん、一朝一夕にできるようになるものではない。「何年ものトライアル&エラーの結果だ」とNoahさんは自身のサイトに書いている。凹ませたり、山の部分に折り目をつけたりして、正確に、バランスの取れた対象的なデザインを作って行きます。これは決して簡単なことでなく、できるようになるまで何年ものトライアル&エラーと練習が必要でした。僕は、特殊な道具を使わず、複雑な手法も使わず、手だけで作り上げることにこだわりました。そして、親指一本を使います。そのやり方は、円筒形の缶の形状によく合っています。
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退屈から生まれたアート
海外メディアから「これを見た人たちの反応は?」と訊かれたNoahさんは、「こんなものはこれまで見たことがない、とよく言われる」と答えている。それに続けてこんなことも言っている。けれどそんなことはない。誰だって、潰されたアルミ缶くらい見ているはずだ。ただ、こんなふうに潰されてはいないだけでね。缶を潰すという力を、クリエイティブな方向に使えばアート作品になる、と彼は考えている。
こんなユニークなアート手法は、退屈から生まれた、とNoahさんは言う。フロリダ州のオーランドからタンパ・ベイの自宅に帰る車のバックシートに乗っていて、何もすることがなかった時……
いじって遊ぶスマホがなかったので、飲み終わったレッドブルの空き缶をいじり始めたんだ。それに出来ていた凹みを見て、意図的に凹ませれば何かの形状を作れるぞ、と思った。それを覚えていて、家に帰ってから実際にやってみたんだ。そのアイディアを作品にするまで何年もかかったが、今、彼の作品は、1点2,000ドル(約22万4000円)で売れている。
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