HOMEストーリー 7歳の娘をがんで失った父親が、小っちゃなピンクの自転車で321キロを行く

7歳の娘をがんで失った父親が、小っちゃなピンクの自転車で321キロを行く

Sophokles

2018/09/30(最終更新日:2018/09/30)


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South Breazle Holidays/Facebook

英国コーンウォール州に、子供用のピンクの自転車に乗って200マイル(約321キロ)の旅を続けている男性がいる。身長180センチの彼が苦労して乗っているのは、愛する娘の自転車だ。娘さんは脳腫瘍で亡くなった。

ガレージの奥にあった自転車が契機に

Peter Williamsさんの娘Ellieちゃんは、7歳の時にがんと診断された。小児脳幹グリオーマと呼ばれる脳腫瘍の一種で、治療が最も難しいがんのひとつとされている。Ellieちゃんは診断を受けてから6カ月後に亡くなった。娘を失った悲しみを引きずり続けていたWilliamsさんが、物置兼用のガレージの奥に、娘の自転車を見つけたのは最近のこと。娘のEllieちゃんは、その自転車に数回乗っただけで死んでしまった。自転車を見た時に、Williamsさんの頭の中にある考えが浮かんだ。娘の小さな自転車でクロスカントリーのコースを走破して、注目を集めることで、がん治療研究への募金を集められないだろうか。海外メディアの取材を受けた彼はこう言っている。
その時、頭の中に電球が光ったような感じでした。Ellieが生きていたら、私の頭が狂ったと思うでしょうね。

321キロの旅に出発

Williamsさんは9月21日、娘さんが入院していたBristol小児病院を出発し、ピンクの自転車で321キロ離れたLand's Endに向かった。そこはクロスカントリーコースの終点になっている。この記事を書いている9月30日現在、Williamsさんは走り続けており、経過をFacebookにアップしている。
この挑戦をしている間、娘が私の後ろに乗っているような気がする。娘はきっと、子供用自転車に乗っている私を笑うだろう。けれど、ペダルを一こぎする度に、娘が私にやる気を出させてくれる。
募金額の目標は、日本円にして約150万円だったが、すでに目標は達成されている。集まったお金は脳腫瘍のチャリティー団体「Brain Tumour Charity」に寄付される。身長180センチのWilliamsさんが子供用自転車に乗るのは大変なことだ。彼は海外メディアにこう話している。
できる限り立ち乗りで行きたいと思う。膝や腰を痛めたくないからね。これ1回きりでなく、将来も、同じようなチャレンジを続けたいんだ。

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