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1億1千5百万年前のキノコの化石が発見される

Sophokles

2017/06/09(最終更新日:2020/01/23)


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PLOS ONE

世界最古のキノコの化石が発見され、その詳細が学術雑誌「PLOS ONE」(電子版)に6月7日付で発表された。恐竜やマンモス象の化石などと比べて、キノコの化石が発見されるのは非常に稀だ。

1億1,500万年前のもの

ブラジルで発掘されたその化石は、今から1億1,500万年前のもの。現在の5大陸がまだ1カ所に固まってパンゲア大陸を形成していた時期のものだ。このパンゲア大陸に生えていた1つのキノコが風雨のせいで地面から離れ、川に流されて、非常に塩分の濃い海の浅瀬に運ばれた——発掘した研究者グループはこんなふうに考えている。普通ならキノコは腐って跡形もなくなってしまうが、濃い塩分のせいでこのキノコは腐らず、そのまま化石になった、と。

驚く古生物学者

「キノコの寿命は短く、ほとんどが数日で消滅してしまいます。今回の発見は驚くべきことです」発掘を行なった研究者グループのリーダーであり、米国イリノイ大学の古生物学者でもあるサム・ヘッズ氏はこう言う。「この化石がここにこうしてある確率を考えてみてください。キノコが自生している場所から海の浅瀬に流される可能性、海の底で化石になるのに必要なさまざまな自然条件、そして化石が1億1,500万年の間崩れずに残っていたこと——キノコがこうしたハードルを全てクリアする確率は限りなく小さい」

世界最古のキノコの化石に

ヘッズ氏が率いる研究者グループは、化石が多く出ることで有名なを発掘調査をしていた。主な目的は恐竜や昆虫の化石だったが、今回、予想外のキノコの化石を発見したとのこと。キノコの化石が発見されたのはこれが最初ではなく、アンドリュー・ミラーという菌類学者がすでに9,900万年前の化石を発見している。今回発見されたものはそれを抜き、世界最古のキノコの化石となった。

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