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空中に立体物が描ける3Dプリンターペンをハーバード大学が開発

Sophokles

2016/05/24(最終更新日:2020/01/23)


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Wyss Institute

銀を素材にして、空中に3Dの立体物を描けるペンを、米国ハーバード大学・ワイス応用生物学エンジニアリング研究所の研究者グループが開発した。

ナノ銀粒子で自由な曲線を描く

開発された3Dプリンターペンは、インク(立体物を形成する素材)としてナノスケールの微細な銀粒子を用いている。銀粒子をペンの先端から噴出させ、ほぼ同時にそこにレーザー光を当てて、銀粒子を瞬時に融かして固まらせるという仕組みだ。
Wyss Institute

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従来の3Dプリンタと違い、より複雑な、自由な曲線を描くことができる。ちなみに上の写真は、開発された3Dプリンターペンで描いた銀の蝶々だ。

医療分野やウエアラブルで期待

開発した研究者たちは、医療分野での利用や、ウエアラブルデバイスの回路への応用を考えている。医療分野では、患者の体型や骨の形などに合わせた金属部品を特注で製作しなければならないことがあるが、この3Dプリンターペンがあれば、そういったものを簡単に作ることができる。また、銀をインクにしているので、描いた道筋がそのまま電気回路になるのも大きな特長だ。近年注目が集まっているウエアラブルデバイスは、人間の身体の形に合った立体的な構造が必要とされるため、従来のプリント基板とは違う立体的な電気回路が求められている。開発された3Dプリンターペンを使えば、そんな立体構造の電気回路を難なく作ることができるというわけだ。
Wyss Institute

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こういった真面目な目的で開発されたものだが、一般人の私としては遊び心の方が刺激される。趣味で空中に絵を描くための普及品を出してくれると嬉しい。

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